
みなさんはもし自分が介護される立場になったら、誰に面倒をみてほしいと思いますか。30代以上の男女に聞いたところ、6割の人が「介護施設の職員」と回答していることがわかりました。
2025年4月に株式会社AlbaLinkが30代以上の男女500人を対象に行った調査で明らかになりました。
「介護が必要になったときに、老後の面倒をみてもらいたい相手」を聞いたところ、1位は「介護施設の職員(60.0%)」でした。多くの人が「家族ではなく、介護スタッフにお世話になりたい」と考えていることがわかります。
2位は「自分でなんとかしたい(27.6%)」となっており、調査を行った同社は「できるだけ家族には負担をかけたくないという気持ちが読み取れます」と述べています。
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また、3位「配偶者」(14.8%)、4位「子ども」(9.6%)と続きました。
反対に、「介護が必要になったときに世話になりたくない相手」を聞いたところ、1位は「子ども」(44.4%)でした。回答にあわせて、「親の弱った姿は見せたくない」「子どもには自分の幸せを優先してほしい」といったコメントがありました。
2位は「配偶者」(27.0%)で、3位以降は「兄弟姉妹」(12.8%)、「親戚全員」(7.8%)、「家族全員」(7.2%)と続きました。
調査した同社は「身近な人に介護されるのは避けたいという傾向が顕著です。『家族に負担をかけたくない』という配慮を理由として挙げた人が多くなりました」と述べています。
さらに「配偶者」に世話になりたくない理由としては「老々介護になってしまうだろうから」「無理をして思い詰める気質だから、負担をかけたくない」といった、精神面への負担を心配する声がありました。
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これらの結果から、身近な人である家族に介護されることを避けたいという傾向が強く表れています。介護経験の有無に関わらず、多くの人が「介護は大変なことだ」という認識を持っていると推測されます。
「理想の介護のかたち」として最も多かった回答は、「早めに施設入居する(28.0%)」でした。2位「介護サービスによる在宅介護(25.6%)」と答えた人も多くなっています。
同社は「施設であれ在宅であれ、多くの人が『プロによる介護』を望んでいる傾向が明らかになりました」と述べています。
【出典】
株式会社AlbaLink/老後の面倒は誰にみてほしいかに関する意識調査
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