限定公開( 1 )
米Metaは6月4日(現地時間)、2016年に構想を発表し、2020年に初代(Gen 1)を公開したARメガネプロジェクト「Aria」の第2世代「Gen 2」の詳細を公開した。
Metaは、Project Ariaを通じて得られた研究成果や技術を、「Ray-Ban Meta」などの一般消費者向け製品に応用していくとしている。
MetaはAria Gen 2を、「コンピュータービジョン、機械学習、センサー技術の最新技術を融合したウェアラブルデバイス」と説明する。
軽量(74〜76g)で、アームは折りたたみ式。頭の幅や鼻の形などを考慮した8種類のサイズバリエーションを用意した。CVカメラを2倍に増やしたことで視野が広がり、オブジェクト追跡が改善された。(Rya-Ban Metaの重さは50g前後。)
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マイクをメガネのノーズパッドに埋め込むことにより、騒がしい環境でも音声キャプチャの精度が上がった。ノーズパッドには、光電式容積脈波記録(PRG)センサーも搭載されており、ユーザーの心拍数を推定できる。
カメラベースの視線追跡機能も強化され、片目当たりの視線、輻輳点、瞬き検出、瞳孔中心推定、瞳孔径、角膜中心などのデータに基づいて、ユーザーの視覚的な注意と意図をより深く理解できるようになったという。
ユーザーの手を3D空間で追跡するハンドトラッキング機能も搭載する。「これにより、デバイスの参照フレーム内で関節の正確なポーズが生成され、データセットへの正確な手アノテーションが容易になり、高精度が求められるロボットハンドの巧みな操作などのアプリケーションが可能になる」としている。
Metaは今年後半にAria Gen 2の研究者を募集する計画だ。
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