3戦ぶり安打を放ったカブス・鈴木誠也(写真=GettyImages)○ ナショナルズ 2−0 カブス ●
<現地時間6月4日 ナショナルズ・パーク>
シカゴ・カブスが東地区3位ナショナルズとのカード2戦目に完封負け。鈴木誠也外野手(30)は「2番・右翼手」でフル出場し、3試合ぶりの安打を含む2出塁を記録した。
初回、無死一塁で第1打席を迎えた鈴木は、ナショナルズ先発の左腕ゴアが投じた内角のフォーシームにバットを折られながらも左前安打でチャンスメイク。さらに、3番カーソン・ケリーも安打で続いて無死満塁と好機を迎えたが、後続3人が倒れて無得点に終わった。
3回表の第2打席は甘く入った初球フォーシームを弾き返すも中直。5回表の第3打席は内角高めのフォーシームをライト前へ運んだが、右翼手コールのダイビングキャッチにより安打を阻まれて右飛。地面ギリギリで捕球したプレーに対しカブス陣営がチャレンジを試みたが、判定覆らなかった。
カブスは先発左腕マット・ボイドがパーフェクト投球を展開し、わずか45球で5回を終える快投。6回裏は四球でこの試合最初の走者を出したが、牽制アウトに仕留めるなど得点圏にすら進ませなかった。しかし、打線の援護なくスコアレスで7回裏を迎えると、先頭の2番ロサリオに外角ボールゾーンのフォーシームを強引に弾き返され、右越えの3号先制ソロを被弾。この一発が決勝点となった。
初回の絶好機を逃した打線は、2回から8回までナショナルズ投手陣に対して無安打と沈黙。2点を追う9回表に守護神フィネガンから二死一、三塁と好機を作り、カイル・タッカーを代打投入したものの、2試合ぶりの打席で二ゴロに倒れて反撃及ばず。チームの連勝が3でストップした。
この試合の鈴木は3打数1安打、1四球という内容で、今季成績は打率.265、14本塁打、54打点、OPS.878。打点は挙げられなかったものの、ナショナル・リーグ打点部門の1位をキープ。MLB全体ではラファエル・ディバース(レッドソックス)と1打点差の2位となっている。