写真 花王のメイクアップブランド「ケイト(KATE)」が、アジア圏を中心とした新たなグローバル成長戦略を本格的に始動した。
花王は「グローバル・シャープトップ」事業構築に向け、ケイトを化粧品事業のグローバル成長における重要なブランドとして位置づけ、戦略的に投資を行なってきた。今回、アジア圏を中心としたグローバル戦略を本格化。日本ならではのコンテンツとコラボレーションすることで、メイク文化だけでなく、“Japan Culture”をグローバルに発信する。加えて、グローバル旗艦店「KATE TOKYO 渋谷サクラステージ店」で、UX創造によるブランド価値を創造し、伝えていく。
成長戦略では、国内外でアニメ化されているコミック 呪術廻戦とのコラボを実施。キャラクター 五条悟をデザインに採用した商品を6月10日から販売。グローバル旗艦店で五条悟と写真が撮れるフォトスポットを設置するほか、特設サイトも開設する。また、公式XやInstagram、TikTokなどのSNSでのコミュニケーション施策などを実施する。
7月からは、アジア圏でも人気の日本人アーティストとのコラボレーションし、「陰影メイクは、次元を超える」をテーマに、美しさを引き出すメイクを提案。また、台湾やタイなどアジアの強化エリアでは、アンバサダーを起用するなど、「陰影メイク」を軸にした、日本のメイク文化を発信する。
さらに9月からは、海外の人からも人気のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と共創。“感情解放”できる新感覚のウォークスルー型アトラクション「18番地の魔女〜感情と戯れる魔女の館〜」を9月5日から同パークで開催される「ハロウィーン・ホラー・ナイト」で開館する。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、オフィシャル・イベント・パートナーとアトラクションを共創することは、パーク史上初となる。「“まだ見ぬ私”を解き放つ」をテーマに、4人の魔女の導きにより、さまざまな感情が引き出されることで、まだ見たことのない自分が姿を現す。これまでにないような驚きと、表現の自由を手に入れ、最高の自分を解放できる体験を提供する。
ケイトは、1997年にローンチして以来、「NO MORE RULES.」をブランドスローガンに掲げ、時代やトレンドに縛られず、個性と自信を引き出すメイクを提案し、陰に美しさを見いだす日本の美意識から生まれた「陰影メイク」というメイク手法を提唱してきた。