安田記念2025に出走予定のシックスペンス(今年3月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん) C.ルメール騎手がシックスペンス(牡3、美浦・国枝栄厩舎)で、安田記念(3歳上・GI・芝1600m)の7年ぶり2勝目を狙う。
ルメール騎手はこれまで安田記念に9回騎乗。3回目の参戦となった18年にモズアスコットで初制覇を果たした。これまでにJRA・GIを54勝しているが、当時の単勝1570円は05年の有馬記念のハーツクライの1710円に次ぐ高額配当。そして9番人気は未だに自身最低人気でのGI勝ちとなっている。その後の6回では勝利こそないが、アーモンドアイで19年に3着、20年に2着、グランアレグリアで21年に2着、シュネルマイスターで22年に2着、23年に3着となり、6年続けて馬券に絡んだ。24年のパラレルヴィジョンは残念ながら13着に終わったが、複勝率67%はインパクトのある数字といえる。
今年のパートナーはシックスペンスだ。昨年のパラレルヴィジョンと同じく、馬主・(有)キャロットファーム×調教師・国枝栄のタッグ。24年のスプリングSで重賞初制覇。続く日本ダービーでは9着に終わったが、休養を挟みながら毎日王冠、中山記念と連勝。前走の大阪杯は2000mが長かったのか、3番手から後退して7着に終わったが、GI級のポテンシャルを秘めていることは間違いない。これまで1800m以下では5戦5勝、ルメール騎手では4戦4勝なので、今回はGI初制覇の絶好機だろう。
ルメール騎手は安田記念での惜敗続きに終止符を打てるか。その手綱捌きに要注目となる。