
■MLB ドジャース 1ー6 メッツ(日本時間5日、ドジャースタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのメッツ戦に“1番・DH”で出場し、4打数2安打で打率は.292、今季20度目、4試合ぶりのマルチヒットをマークした。チームは1得点しか奪えず、今季メッツ戦の負け越しが決まった。
得意な6月に入った大谷だが、3試合で11打数1安打、打率は.090、1本塁打、2打点と低調となっている。メッツ2戦では7打数1安打1本塁打4三振とメッツバッテリーに抑え込まれている。
メッツの先発は2023年まで4年間エンゼルスで共にプレーしていたG.キャニング(29)、通算成績は4打数無安打、今季は1打席だけ対戦してピッチャーゴロだった。大谷を知り尽くしている相手。
打席前にはベンチで味方の水分補給用にカップを用意し、紙コップでタワーを作って、自ら拍手をしていた。立ち上がり先発のT.ゴンソリン(31)が4番・P.アロンソ(30)に13号ツーランを浴びるなど3失点。そして、3点を追う1回の大谷の第1打席、速いボールで攻められてカウント2−1から、4球目、甘く入ってきたチェンジアップだったが、タイミングを外されてセンターフライ。大谷も打った瞬間に悔しそうな表情を見せた。
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3回の第2打席、1球目、内角高め、ややボール球のストレートを強引に引っ張ってライト前ヒット、2試合ぶりのヒットを放った。
0対3とリードされた5回、2死一塁で大谷の第3打席、メッツバッテリーは徹底した変化球勝負、4球連続スライダーでカウント3−1、5球目も外角低めギリギリのコースでベースをかすめるスライダーでストライク。大谷はボールと思って1塁に歩きかけたが、ストライクの判定に大きく声をあげて悔しそうに飛び跳ねた。5球連続スライダーと来て、最後は内角低めにチェンジアップ、大谷はスライダーに意識があり、体を引いて避けたがシュート回転してストライクゾーンへ。見逃し三振とメッツバッテリーの配球に抑えられた。
ドジャースは8回、4人目、R.ルータス(26)が4番・アロンソにこの試合2本目となる14号スリーランを浴びて、0対6とリードされた。アロンソはこの試合で5打点をあげて、ア・リーグ打点トップのカブス・鈴木誠也(30)に並ぶ53打点となった。
8回、先頭で迎えた大谷の第4打席、メッツ2人目、左腕のJ.カスティーヨ(29)と対戦。フルカウントから甘く入ってきたスライダーを強振したが、打球は上がらずにライト前へ痛烈なヒット。4試合ぶりのマルチヒットをマークした。チームは1得点しか奪えず、今季メッツ戦の負け越しが決まった。
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