
9月13日の開幕まで100日に迫った「東京2025世界陸上」の発表イベントが5日、都内で行われ、大会のスペシャルアンバサダーを務める織田裕二さん(57)、ハンマー投日本記録保持者でスポーツ庁の室伏広治長官(50)、小池百合子東京都知事らが出席した。
【写真】陸上のトラックをモチーフとした細やかなデザインのメダル
開幕まで100日となり「選手でもないのになんかドキドキしてきちゃう」と話した織田さん。選手時代に世界陸上に出場し、2011年のテグ大会で金メダルを獲得している室伏長官は「(選手時代この時期は)一日一日大切にやっていた。選考会(7月の日本選手権)があるので頑張ってもらいたい」と選手にエールを送った。
東京で世界陸上が開催されるのは34年ぶりとなる。室伏長官は「スポーツの原点ですね、陸上は。単純明快でどれだけ早く走れるか、投げれるか、跳べるか。だからこそ面白いと思うので素晴らしさが伝わる大会になればと思います」。織田さんは「個人個人がどういうストーリーをみせてくれるのか、今から楽しみにしています」と大会への期待を述べた。
また、イベントではメダルデザインを発表。大会ロゴにも使用されている、陸上のトラックのストライプがモチーフとなった金・銀・銅、3つのメダルがお披露目された。
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小池都知事は「皆さんがメダルを手にする、首に掛けられるその日を楽しみにしています。国立競技場をいっぱいにして目の前で繰り広げられる素晴らしい戦いに心を寄せていただきたい」と話した。
世界陸上の金・銀・銅すべてのメダルを手にしている室伏長官も「いろんなメダルを見ていますけれども未来永劫にいられそうな、ずっと輝いていられそうなメダルだなと。いろんなメダルがありますけれども(笑)日本クオリティはすごい」と絶賛。織田さんも「ちょっと欲しい」と、日本の技術を活かした細やかなデザインに感嘆の声をあげた。
世界陸上は9月13日に国立競技場で開幕。21日までの9日間、熱戦が繰り広げられる。