日本刀を実際に手に取って鑑賞する中学生=5日、宮城県大崎市 宮城県大崎市は、国認定の重要美術品など200振りを超える日本刀を集めた展示会「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展」(日本刀剣博物技術研究財団共催)の開催を前に、市内の中学生を対象とした見学会を開いた。
市に日本刀の源流である「奥州鍛冶」の一つ「玉造鍛冶」が存在したことにちなみ、日本刀の歴史と文化に触れてもらおうと展示会を企画した。
会場には、南北朝時代に作られた重要美術品「大倶利伽羅広光」や今回初展示となる阿波藩主の蜂須賀家伝来の「蜂須賀虎徹」といった名刀がずらりと並ぶ。短刀「乱藤四郎」は、あえて実物と贋作(がんさく)を並べて、違いを実感できるように展示した。
展示会は市本庁舎市民交流エリアで開かれ、期間は7日から15日まで。入場料1500円。期間中、日本刀を実際に手に取って2分間鑑賞できるイベントも開催される。