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バレーボール男子日本代表のキックオフ会見が5日、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、昨夏のパリ五輪(オリンピック)代表の西田有志(25=大阪B)が、調整に専念する意向であることを改めて明言した。
パリ五輪後に代表の休養を発表しており、今季は代表メンバーに名を連ねながら試合には出場せず個人で調整する。「以前から決めていた。自分が必要と思ってるところに時間がなかなか割けない」と理由を説明し、「初心に戻った。今一番必要なことだと思う」と思いを明かした。
簡単な決断ではなかった。18歳の時から全力でトップを駆け抜けてきたからこそ、一度離れることに「この決断が正しかったのかという葛藤が常にある」と恐怖心を隠さない。宮浦健人ら同じオポジット選手の台頭があれば、ポジションを奪われるかもしれないというプレッシャーもある。それでも「先を見据えて、95%のパフォーマンスを常に出せるようにしたい」と、個人の課題と向き合っていく決意だ。
3年後のロサンゼルス五輪でのメダル獲得へ、万全なコンディションで代表へ戻ってくる。目指すべき場所へ「4年後のロスオリンピックでしっかりと(パリ五輪準々決勝敗退の)借りを返せるように、自分個人のレベルアップをしていきたい。新体制になってから、より良いチームになるように尽力する」と力を込めた。
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