トルクメニスタンパビリオン(画像提供:旅野そらさん) 現在開催中の大阪・関西万博では、日本から渡航困難な国のパビリオンが話題になっている。とくに注目を集めているのがトルクメニスタンパビリオン。旅野そら(@tabino_sora__)さんによるトルクメニスタンパビリオンの見どころを紹介する投稿は、929万表示され、「ある意味よくぞ万博に参加してくれた」「現地体験ができる万博の醍醐味が詰まってる」「独裁国特有の魅力が爆発」と多くのコメントが寄せられた。
【現地写真】すべてが”真っ白”の世界へようこそ…トルクメニスタンの異様な首都風景
元戦場カメラマンの旅野さんが参加した際は、「お客さんも完全に独裁国家特有の勢いにのまれていて、あらゆるところで『すごい…』『ヤバい』という声が聞こえた」という。
「パビリオン内の展示には犬が多く登場していました。トルクメニスタンではアラバイという犬種が神格化されていて、犬のために国民の休日が作られ、大統領出席の式典やパレードが催されています。また、首都には高さ15メートルの巨大な犬の黄金像が飾られ、犬が称えられているほどです。しかし、他の犬種は迫害されています」
また、白すぎる首都も特徴の1つ。パビリオン内では大理石で作られた建物が並ぶ、世界一の白い大理石都市、アシガバートの様子を見ることができる。
「黒い車は不吉であるという理由で禁止されていたため、街には白い車ばかりが走っていて、とにかく白いです」
お土産には、「メロンのチョコがけが定番です」と旅野さん。初代大統領ニヤゾフはメロンが大好物で、大統領の鶴の一声で、メロンを讃える国民の祝日ができたそう。実際トルクメニスタンのメロンは非常に甘みが強くて美味しいことで有名だという。
「トルクメニスタンのような知名度が高くない海外パビリオンはそこまで混まないので、午前中、人気のパビリオンが混んでいる時間帯はそうしたところを回るのがおすすめです。夕方以降のパビリオンが空いてきた時間帯に、人気の混みそうな場所を回ると効率的に万博を楽しめると思います」