予算12万円で古民家の倉庫を4カ月かけてリノベーションした結果が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で6万8000回を超えています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「北国いなか暮らし」。90万円で購入した敷地1500坪の古民家を夫妻がDIYで少しずつ再生していく様子を発信しており、以前には購入当初から現在の状態となるまでに行ったリノベーション作業の総集編が話題になりました。
年が明けた2025年1月からは、倉庫の改装に着手。長年にわたって雨と風にさらされたトタンの壁はサビだらけで、木材は差し込んだ工具に少し力を込めただけで簡単に割れてしまうほどボロボロでした。
まずは、倉庫の南側にある引き戸とレールを解体します。ガラスが張られている枠部分は窓として再利用するので、引き戸は上下に分割。3枚分の戸がなくなり、開放感あふれる状態になりました。
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作業がしやすくなったので、次はトイレの解体です。ドアを外したら壁面をハンマーでたたき、割れた部分を手でねじり取ります。トイレを構成していた角材を小枝のように次々と折っていく光景には不思議な迫力があります。
倉庫の南側と東側に使われているトタンと木製の柱は、屋根用の支柱を設けながら段階的に撤去。むき出しとなったコンクリートの上に土台として2本の角材を追加しました。
土台の設置・加工作業と並行して倉庫西側の壁を解体します。トタンがあった場所に下地となる合板を張った後、透湿・防水シートを挟みつつ外壁として細長い杉板を縦向きにセットしました。
柱となる木材の先端を細く加工したら、先んじて土台にあけておいた穴にはめ込みます。サイズはピッタリで、見事に1本目の新しい柱が設置できました。同じ要領でどんどん土台の上に柱を立てていきます。
柱が立ったところで、南側から壁作りを開始しました。2人で手分けして合板の上に杉板を張り、どんどん塗装していきます。東側も同様に進めていきますが、大変なのは屋根の真下部分。ピッタリはまるように、合板を複雑な形に1枚ずつ切り出して張っていかなくてはなりません。
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この倉庫で最も目立つ南側のシャッターも撤去し、出入り口用の新たな扉として4枚の折れ戸を製作。大人の背より高く、焦げ茶色の防腐剤を塗ってあるため非常に重厚な印象を与えます。
折れ戸を2枚1セットで組んだら、あらかじめ出入り口に作っておいたレールに設置。四隅に設けた金具の効果で滑らかに動く、しっかりした作りの扉が出来上がりました。
最後にコンクリートとモルタルを使って折れ戸がある出入り口の手前になだらかな勾配を設けたら、4カ月にわたる改装作業は終了! 生まれ変わった倉庫を前に、「立派になったなぁ」と2人は感慨深げにつぶやきました。
この動画のコメント欄には「なんということでしょう。ホント、ビフォーアフターがすごい!」「予算12万の倉庫とは思えない出来栄えに感嘆」「毎回きれいになっていく過程をワクワクしながら見てました」「すてきに生まれ変わりましたね」「すごすぎる!」「2人を尊敬します」といった感想が寄せられています。
こちらの夫妻は、YouTubeチャンネル「北国いなか暮らし」のほかにInstagram(@kitaguniinakagurashi)も更新中。今回のリノベーションの詳しい内容を写真と動画で伝えています。
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動画提供:YouTubeチャンネル「北国いなか暮らし」
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