旭川市が争う姿勢=いじめ中2凍死訴訟―地裁
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2025年06月06日 19:02 時事通信社

北海道旭川市で2021年3月、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死状態で見つかった問題で、適切な対応を怠ったとして、遺族が市に約1億1600万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、旭川地裁(上村善一郎裁判長)であった。遺族側代理人によると、市側は答弁書で争う姿勢を示したという。
広瀬さんは21年3月、市内の公園で凍死した状態で発見された。市の再調査委員会は昨年9月、学校の内外で広瀬さんが受けた七つの行為をいじめと認定。「いじめ被害が存在しなければ、自殺は起こらなかった」とする調査結果をまとめ、市に提出した。
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