あなた女の子じゃなかったの!?避妊手術のはずが去勢手術に… 控えめな子猫とのユニークな出会い 今では「超」がつくほどの甘えん坊

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2025年06月07日 09:10  まいどなニュース

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生後2カ月、おうちに迎えられたフランくん(画像提供:ふうさんちさん)

今から4年前、茶白の男の子「フラン」くんと出会ったXユーザー・ふうさんちさん(@fuusanbiyori)。普段は「ふうさん」という愛称で呼び、幸せな日々を過ごしています。出会いは、思わず笑ってしまうような、ちょっとした勘違いから始まりました。

【写真】すっかり大きくなった3歳の今も甘えん坊♡ パパに抱かれるふうさん

猫と暮らしたいという思いを長く抱いていた飼い主さん。なかなか出会いに恵まれない中、2021年、知人から「お腹の大きな猫を保護した」と連絡が入りました。

「もうすぐ子猫が生まれそうなので、もし猫を迎える予定があるなら、この子たちの中から引き取ってもらえないか―、そう声をかけてもらったんです。後日、子猫たちの動画を見せてもらったとき、ひと目でふうさんに心を奪われました。元気に鳴く子猫の横で、少し控えめに合いの手を打つように鳴く姿が本当に愛おしくて。思わず笑みがこぼれました」

とはいえ、生後2カ月で家族から離すことには不安もあったといいます。そんな心配も、ふうさんの意外な行動がやさしく吹き飛ばしてくれました。

「お迎えに行ったとき、ふうさんは臆することもなく、自分からキャリーに入ってくつろぎ始めたんです。その姿に、思わず笑ってしまいました。こうして、ふうさんは我が家の一員になったんです」

お迎え後、想定外のハプニングに驚き、今では宝物に

飼い主さんは、実家で犬と暮らしていた経験があり、猫と暮らすなら少しツンとしたタイプの子がいいなと思っていたそう。そのため、当初から「気が強い女の子がいい」と知人にそれとなく希望を伝えていました。

「知人からも『子猫たちはみんな女の子だった』と病院で聞いたと教えてもらって、私は『フランちゃん』という名前をつけようと心に決めていたんです。ふうさんをお迎えして、すくすくと成長していきました」

ところが、避妊手術の日が近づくにつれ、ふと違和感が…。病院での診察を受けて、予想外の展開に思わず笑ってしまったそうです。

「なんだかお股のあたりの雰囲気が怪しいなと思っていて(笑)。獣医さんに診てもらったら、『あら、男の子ですね!』って言われたんです。急遽、去勢手術に変更になりました。男の子らしく体もどんどん大きくなって…当初の希望とは違いましたが、今ではふうさんがかわいくて仕方ありません。これで良かったなって、心から思っています」

「早く帰って会いたい」癒やしの存在になったふうさん

現在3歳になったふうさん。優しい家族のもとで、のびのびと暮らしています。

「ふうさんは、超がつくほどの甘えん坊。“引っ付き虫さん”なんです。大雨や雷もまったく気にしないし、知らない人でも人差し指を差し出せば“鼻チョン”のあいさつで仲良くなれる子です」

その一方で、食事や寝床、トイレなどには強いこだわりもあるのだとか。そんな繊細な一面も、ふうさんの大きな魅力です。

「食べ物や飲み物、寝床、トイレは決まったものでないと受け付けません。ふうさんと暮らすようになってから、猫ってこんなにも甘えん坊で、ちゃんとこちらの言うことを理解してくれるんだって印象がガラリと変わりました」

ふうさんの存在は、飼い主さん一家にとって、かけがえのないものになりました。どこに出かけても、ふうさんのことが頭から離れないといいます。

「外出しても、ふうさんのことが気になってすぐに帰っちゃいます。旅行なんてとてもじゃないけど心配で行けません(笑)。私たち家族にとって、ふうさんは本当に大切な存在です。誰かが体調を崩すと、そっと寄り添ってくれるくらい優しい子で…。ふうさんには、いつまでも元気で長生きしてほしいです」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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