
一年を通して汗をかきやすくなる夏の時期。
汗や皮脂で、頭皮が汚れやすくなったり臭いが気になったりしますが、頭皮の不調は老け髪の原因になることも……。
Closeup woman hand itchy scalp, Hair care concept
美容師の筆者が、健やかな頭皮を保つためのケア方法をご紹介します。
■頭皮の汚れは老け髪を招く
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(1)汚れの詰まりで薄毛や細毛に
頭皮汚れは顔の角栓と同じ。
毎日洗顔しても顔に角栓がたまっていくように、毎日シャンプーしても頭皮汚れが落ちきれず、蓄積してしまっている方も多いです。
毛穴の汚れが詰まることによって、頭皮に栄養が行き届かなくなり、新しく生えてくる髪の毛にも影響が。薄毛や細毛の原因にもなります。
汗や皮脂で頭皮が汚れやすい夏の時期は、よりしっかりとしたケアが必要です。
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(2)汚れの重みでぺたんこ髪に
夏の時期は、頭皮の汚れが蓄積されやすく、髪の毛一本一本が重たくなってしまいます。
重くなった髪の毛は、根元からふんわりとしたボリュームが出にくくなり、ぺたんこ髪に。
加齢によるぺたんこ髪で悩んでいる場合は、余計に悩みのタネになってしまいます。
ぺたんこ髪は、ドライヤーでボリュームを出せますが、頭皮汚れをクリアにすることで、さらに解消できるので、しっかりケアしていきましょう。
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■夏にすべきおすすめのヘアケア方法
(1)頭皮のディープクレンジング
毛穴汚れは、しっかりと汚れを除去することが大切。
頭皮汚れに特化したクレンジング系のシャンプーや、シャンプー前に行うディープクレンジングなどを試してみましょう。
美容室でも、毛穴汚れを除去する施術メニューがありますので相談してみるのもおすすめです。
注意したいのが、過度なクレンジング。加齢と共に乾燥もしやすくなってくるため、適度な油分も大切です。
夏の汗をかきやすい時期や、根元のべたつきが気になるときに行いましょう。
(2)スキャルプブラシで洗髪
指でしっかり洗ってもなかなか届きにくい毛穴汚れ。スキャルプブラシを使うことにより、毛穴の奥の方まで汚れを落とすことができます。
洗いあがりは、すっきりした感じに。
ゴシゴシこすりすぎると頭皮を傷つけたり、切れ毛の原因になったりするため、優しくマッサージをするように洗いましょう。
スキャルプブラシは種類も豊富で、固めから柔らかめのもの、シリコンやナイロン製のもの、電動タイプのものなど様々なので、お好みで選んでみて下さいね。
マッサージしながら洗うことにより頭皮の血行も良くなるため、髪の毛のハリやコシが出てきて、老け髪防止にもなりますよ。
(3)炭酸などのシャワークレンジング
シャワーヘッドを変え、炭酸やマイクロバブルなどで、毛穴の汚れを除去している方もいらっしゃるかと思います。
炭酸やマイクロバブルで洗うことにより、毛穴汚れを浮かせて除去すると、血行促進にも効果があります。
美容室でも施術メニューで行っているところがあるので、気になる方は是非試してみて下さい。
ボコボコしたお湯で洗うことにより頭皮がマッサージされているかのように感じ、とても気持ちが良いです。洗い上りは頭皮もクリアに。べたつきがとれて爽快感を感じることができます。
汗や皮脂の汚れがたまりやすい夏は、特に気をつけてヘアケアを行いたいもの。気になる方は是非試してみてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)