アトレティコが獲得を狙うギェケレシュ(左)と、スター獲得の先例となったJ・アルバレス(右) [写真]=Getty Images アトレティコ・マドリードにとってスポルティングに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュの獲得は夢物語だったが、ここにきて実現の可能性が取り沙汰されている。6日(現地時間)、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
1998年6月4日生まれのギェケレシュは、現在27歳。2021年1月にローン移籍で加入したコヴェントリー・シティで才能を開花させ、2023年7月に完全移籍で加入したスポルティングでは在籍2シーズンで公式戦102試合97ゴール28アシストと圧倒的な得点力を見せつけている。
一躍移籍市場の“人気銘柄”となったギェケレシュは、スポルティング時代の恩師であるルベン・アモリム監督との再会を願い、マンチェスター・ユナイテッド移籍を希望していると見られている。『マルカ』はギェケレシュの移籍先候補としてマンチェスター・Uやアーセナルといったプレミア勢を挙げつつも、ここにきてアトレティコ・マドリードが獲得レースに参戦する可能性について言及。「当初、アトレティコ・マドリードはギェケレシュの獲得候補にすら挙げられていなかった」と前置きしたうえで、次のように続けた。
「2024年のフリアン・アルバレス獲得は、アトレティコ・マドリードがトップクラスのスター選手を獲得できるということを証明した出来事だった。今夏の移籍市場では、ギェケレシュ獲得によって歴史が繰り返されるかもしれない。スウェーデン代表FWがイングランドへ旅立つ兆しが見えた矢先、アトレティコ・マドリードが彼の前に立ちはだかろうとしている」
なお『マルカ』によると、イギリスのベッティング会社『Betfair』が公開した「ギェケレシュ移籍のシナリオ」でアトレティコ・マドリードは3番目に人気の移籍先となっている。移籍実現の可能性が高いとされているシナリオは、次のとおり。
■「ギェケレシュ移籍のシナリオ」 ※『Betfair』オッズより
1位:アーセナルと契約(オッズ:2.88)
2位:マンチェスター・ユナイテッドと契約(オッズ:4.00)
3位:アトレティコ・マドリードと契約(オッズ:4.33)
4位:リヴァプールと契約(オッズ:5.00)
5位:ナポリと契約(オッズ:6.00)
6位:ユヴェントスと契約(オッズ:9.50)