
お米の価格が高騰し、家計を圧迫している昨今。先週には対策として備蓄米の販売が決まり、随意契約によって5キロ2000円程度の価格でスーパーに並び始めました。
今回放出された備蓄米は2年〜3年前に収穫され、保管されていたお米です。お米は保管期間が長いほど食味が落ちていくとされているので、備蓄米の味や風味が気になる方も大勢いらっしゃることでしょう。
そこで今回は、毎年1年分のお米をまとめ買いして食べているというクックパッドアンバサダーのよっちさんに、古米のおいしい食べ方を教わりました。
▼冷蔵庫で釜ごと冷やすのがポイント
よっちさんによれば、古米は保管状態にもよりますが、新米に比べて水分量が少なく、新米と同じ炊き方では炊き上がりが硬くなり、ふっくらしないことが多いとのこと。
お米は炊きはじめてから80℃に達するまでが甘くなる時間。そこで、水加減をした米を炊飯器の内釜ごと冷蔵庫で冷やし、80℃に到達するまでの時間を長くするのがポイント。
|
|
また、水加減の際に少量の酒を加えるのもおいしく炊き上がるコツだそうですよ。
上記の炊き方でも古米がパサつく場合は、アレンジしておいしく食べられる方法があるそう。
▼お茶漬けに
パサついてしまったご飯に焼き鮭をのせ、だし汁をたっぷりかければおいしい鮭茶漬けに。水分が加わるのでパサつきを感じにくくなり、だしのうまみで満足感もアップ。あられやわさび、錦糸卵などトッピングに凝ってみると、見た目も豪華になってお店気分を味わえます。
▼そばめしに
炊きあがったご飯にみじん切りの焼きそば麺を加え、フライパンで炒めれば絶品そばめしの完成!刻んだ薄揚げでボリュームアップするから、お茶碗2杯分のご飯から7杯分のそばめしができあがります。桜えびや炒り卵でアレンジしてもおいしいですよ。
備蓄米をおいしく食べよう!
どのレシピも、古米のパサつきや硬さをうまくカバーしながら、しっかりおいしさを引き出す工夫が詰まっています。「備蓄米を買ったけれど、おいしく炊けるか不安…」という場合は、ぜひ試してみてくださいね。
「よっち」さんのキッチン
|
|