“ありえたかもしれない終末”を追体験するホラー展覧会「1999展 ー存在しないあの日の記憶ー」7月11日から9月27日まで、東京・六本木ミュージアムで開催 1999年7月、もしもあのとき本当に“世界が終わっていた”としたら――。そんな“ありえたかもしれない終末”を追体験するホラー展覧会「1999展 ー存在しないあの日の記憶ー」が、7月11日から9月27日まで、東京・六本木ミュージアムにて開催される。
【画像】「1999展」空間コンセプトアートなど 1999年、ノストラダムスの予言によって多くの人が信じた“世界の終わり”。私たちはその“訪れなかった未来”を生きている。だが、本当に世界は終わらなかったのだろうか。本展は、「世界の終わり」をテーマに、空間演出・映像・音響を駆使して現実と虚構の狭間を描き出す。訪れる者は、1999年の終末を導く“終末の少女”とともに、存在しない記憶の中をさまようこととなる。
『近畿地方のある場所について』が40万部超えの大ヒットとなっている大人気ホラー小説家・背筋、カルト的な人気を誇るホラーゲーム『SIREN』の脚本家・佐藤直子、新進気鋭の若手ホラー映画監督・西山将貴がメンバーに名を連ねる、2024年結成のホラークリエイターユニット「バミューダ3」が企画を手がける。
世紀末の不安と予言に満ちた1999年を舞台に、それぞれの手法で“終わりの風景”を立ち上げていく。会場では、イラストレーター・米山舞による描き下ろしビジュアル「終末の少女」が来場者を物語へと導くほか、背筋によるオリジナル短編小説が来場特典として配布されるなど、没入感を高めるコンテンツも多数用意されている。
■背筋
小説家。ホラー小説『近畿地方のある場所について』(KADOKAWA)で作家デビュー。その他、『穢れた聖地巡礼について』(KADOKAWA)、『口に関するアンケート』(ポプラ社)など。第三次ホラーブームを牽引する新進気鋭のホラー作家。愛猫ソラと愛犬ポポと暮らしている。
■佐藤直子
ゲームデザイナー・脚本家。美大卒業後、ゲーム開発に携わり、『SILENT HILL』の制作に参加。ホラーゲームファンの間でカルト的人気を誇る『SIREN』シリーズの設定、シナリオを手掛けた。他作品に『GRAVITY DAZE』や劇場アニメ映画『バブル』など、ゲーム・アニメ・公演と、さまざまな分野で脚本家として活動中。バミューダ3主宰。
■西山将貴
映画監督。1999年生まれ。14歳の頃から自主映画制作を始める。縦型映画『スマホラー!』で国内外の映画祭で注目を集めた。2025年、初長編ホラー映画『インビジブルハーフ』、GEMSTONE Creative Label(東宝)での監督作品『インフルエンサーゴースト』の公開を控える。
■米山舞
長野県出身。アニメーター、イラストレーター。作画監督として「キズナイーバー」/「キルラキル」/「プロメア」などのアニメ作品に参加、監督作として「サイバーパンク:エッジランナーズ」「LAZARUS」のエンディングムービーなどを手掛ける。イラストレーターとして「RADIO EVA」、「KATE」のビジュアルなどを手掛ける。その出自を生かし、アニメーションとデジタルイラストレーションの文脈を様々な表現手法を用い、新たなメディアの可能性を模索した作品制作に取り組んでいる。