火災沈没の掃海艇引き揚げ=1人死亡、出火原因分析へ―海自
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2025年06月07日 19:02 時事通信社

福岡県宗像市の沖合で昨年11月、海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が火災を起こし沈没した事故で、海自は7日、同市大島沖約2キロの海底から、船体主要部を引き揚げたと発表した。事故では当直勤務中だった機関員1人が死亡。海自はエンジンなどの分析を進め、出火原因を調べる。
海自によると、引き揚げは民間会社に委託し、費用は約34億円。水深約50メートルの海底に沈んだ船体にワイヤを掛け、「浮きドック」と呼ばれる台船に載せるなどして引き揚げた。事故調査のため、佐世保港(長崎県)へ運ぶ予定。
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