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<テニス全仏オープン>◇7日◇パリ・ローランギャロス◇車いすの部・男子シングルス決勝
第1シードの小田凱人(東海理化)が、史上2人目の3連覇を成し遂げた。第2シードのアルフィー・ヒューエット(27=英国)と顔を合わせ、第1セットを6−4で先取。第2セットも大熱戦の末に7−6(タイブレーク8−6)で制した。
その瞬間、両拳を握り、天に向かって雄たけびを上げる。最後はラケットをギターに見立てて、派手にかき鳴らし、グランドスラム(4大大会)5度目Vの喜びを爆発させた。
2007〜10年に4連覇を達成した国枝慎吾さん以来の快挙。昨年9月のパリ・パラリンピック男子シングルスで金メダルを獲得した、思い出の赤土の上で「師匠」を超える5連覇どころか、壮大な大台を宣言した。まだ19歳、可能性は無限大だ。
表彰式の後、中継局WOWOWのインタビューに、次の通り喜びを語った。
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−優勝おめでとうございます。ギターを引くような動きも見せていましたが、あの時の気持ちは
「えっと、最後はめっちゃ疲れてて(笑い)。取られるかなって感じだったんで。今はあんま、いい言葉が出てこないすけど、勝って、ギターパフォーマンスできて、自分のショーを、テニスのショーを見せられて良かったなと思います」
−3連覇。勝ち方にもこだわっていた
「めちゃくちゃ、いい勝ち方できたかな。相手も徐々に上がってきて、そこを僕がねじ伏せた感じだったので、こういう熱い試合ができて良かったし、みんなレベルが上がってるなと思いました」
−次はウィンブルドンもある
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「ここの大会、パリの地では、特にこの大会、連勝記録をもっと続けていきたいですね。もちろんウィンブルドンも勝つし、全米ももちろん全力で勝ちにいきます」
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