Microsoftがテキストから動画を生成する「Bing Video Creator」を無償公開/「ChatGPT」がGoogle ドライブやGmail、Teamsなど連携可能に

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2025年06月08日 06:11  ITmedia PC USER

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Microsoftが、テキストから短い動画を生成する「Bing Video Creator」を無償公開した

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月1日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!


【その他の画像】


●Microsoftがテキストから動画を生成する「Bing Video Creator」を無償で公開


 Microsoftは6月2日、与えられたテキストから短い動画を生成する「Bing Video Creator」を公開した。Bing モバイルアプリから無料で利用できる。デスクトップ版およびCopilot Searchでも近日中に提供予定だ。


 使用方法は、Bing モバイルアプリで右下のメニューをタップし「Video Creator」を選択する。または、Bing モバイルアプリの検索バーに「…のビデオを作成」と直接入力する。


 動画の長さは5秒/9:16の縦長フォーマットで作成される。16:9の横長フォーマットも近日中にサポート予定だという。一度に最大3つの動画生成をキューに登録でき、生成が完了すると通知が届く。動画は最大90日間保存されるので、プロンプトをダウンロードしたり、共有、改良したりする十分な時間があるとしている。


●「ChatGPT」がGoogle ドライブやGmail、Teamsなどと連携可能に


 Open AIは6月5日、ChatGPTがOutlookやTeams、Google ドライブ、Gmailなどのサービスと連携できるようになったと発表した。有料プランのPlus/ProユーザーがDeep Research機能から利用できる。


 ChatGPTのTeam/Enterprise/Eduユーザーは、SharePoint、Dropbox、Boxとも連携できる。


 ワークスペース管理者は、β版のModel Context Protocol(MCP)を使用して、独自の高度なリサーチ用カスタムコネクターを構築できるようになる。さらにMCPを使えば、社内の専用システムや他のアプリと接続し、Web検索結果や既存のコネクターと並行して、その知識に基づいた検索/推論/アクションをチームで行えるようになる。


 この機能は、Team/Enterprise/Eduの管理者およびProユーザーが利用できる。この他、macOSのTeamユーザーにもChatGPTのRecordモードを展開しているとのこと。これを使うと、会議やブレインストーミング、音声メモなどを文字起こしし、重要なポイントを抽出したり、フォローアップや計画、あるいはコードに変換したりできる。


●LGがThunderbolt 5対応の40型ウルトラワイドディスプレイを発表


 LG Electronicsは6月4日、世界初をうたうThunderbolt 5対応の5K2K(5120×2160ピクセル)のディスプレイ「LG UltraFine 40WT95UF」を発表した。


 40型でアスペクト比21:9の大画面は、大量のデータ処理や複数のアプリケーションを同時に使用する金融やITのプロフェッショナルに向いているとしており、本製品はB2B市場向けに投入される。


 ワイド画面を生かし、ピクチャーインピクチャーだけでなく、ピクチャーバイピクチャーにも対応する。デスクスペースを占有することなくデュアルディスプレイのメリットも享受できるとしている。


 インタフェースは、最大80Gbps転送に対応するThunderbolt 5の他、USB Type-C、USB Standard-A、HDMI、DisplayPort 2.1、有線LAN(RJ-45)などの各端子を搭載している。デイジーチェーン接続にも対応する。


●アナログ体験を重視したデジカメ「YASHICA FX-D」シリーズがクラファンに


 Kickstarterにて、日本のカメラブランド「YASHICA(ヤシカ)」がアナログカメラのように見えるデジタルカメラ「YASHICA FX-D」シリーズのクラウドファンディングを開始した。期間は 2025年6月30日午後10時42分(日本時間)まで。


 往年のフィルムカメラ「YASHICA FX-3」からインスピレーションを得たというFX-Dシリーズは、アナログ体験を尊重したデジカメだという。フィルムの巻き上げ操作や6つのフィルムシミュレーションを搭載し、フィルム特有のざらついた色調などを再現できるという。もちろん、デジタル画像の鮮明さ、利便性とも融合している。


 レンズ交換式に見えるがレンズは固定で、以下の3モデルをラインアップしている。


・FX-D 100:約1300万画素のソニーIMX458センサーを搭載する。光学3倍ズームに対応し、35mm換算で25〜76mmをカバーしている


・FX-D 300:1/1.56型の約5000万画素CMOSセンサーを搭載したプロフェッショナル向けモデル。35mm換算で24mm/F1.8の単焦点レンズを備える


・FX-D S300(EVF付き):FX-D 300にEVFを搭載した最上位モデル


●CDリッピングツール「CD2WAV32」がWindows 11に対応


 CDリッピングツール「CD2WAV32」のWindows 11に対応した新バージョン「Revision 4.00jp」が5月31日にリリースされた。作者がブログにアップしたパッチから約16年、正式バージョンからは約20年ぶりのアップデートとなる。Windows 11 バージョン 24H2にのみ対応する。


 主な変更点は、以下の通り。


・コンパイラを最新のDelphi 12.1 Community Editionに変更。これに伴い、内部の文字コードをおおむねUnicodeベースに変更した


・ID3Tag関連もShift-JISベースから完全にUnicodeベースに変更した


・コモンコントロールなどGUIをWindows 11ベースに変更した


・ファイラー関連でファイルサイズ等が32bit処理になっていたのを64bitベースに修正した


・歴史的に残っていた裏機能をコードレベルで削除した


・もう使用できないMSCDEXの16bitコード呼び出し機能などを削除した


・MP3のエンコードのデフォルトをMedia Foundation APIに変更。WMAも追加のDLLは不要で生成可能に


・ヘルプファイル(HLPファイル)を削除した


・CD-ROMドライブがなくても起動可能に


・メッセージはリソース文字列から固定文字列に変更し、一部に残っていたリソース切り替えの処理も削除した


・CDDBのフォームに入っていたローカルDB関連の機能を削除した


●PlayStation純正の無線アケコン「Project Defiant」 PS5/PC向け


 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は6月5日、ワイヤレス格闘ゲーム用コントローラー「Project Defiant」を発表した。発売は2026年を予定している。


 「Project Defiant」は、SIE初となる純正のアケコン(アーケードコントローラー)。PlayStation Linkテクノロジーによって超低遅延を実現しており、PlayStation 5やPCとの有線接続でもプレイできるという。


 コントローラーにはツール不要で交換できるスティック用の制限ゲート (正方形、円形、八角形)と、機械式スイッチを搭載したボタンおよびDualSenseワイヤレスコントローラーと同じタッチパッドを採用している。頑丈で人間工学に基づいたデザインを採用し、激しい戦闘シーンでも快適な操作性を実現するとのこと。PSボタン長押しによるPS5のワイヤレス起動もサポートしている。



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