猛暑日の熱中症対策・農作業の負担軽減! “最大6度”の温度差で作物・農作業者を守る「農業用遮光ネット」に注目

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2025年06月08日 06:20  TOKYO FM +

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猛暑日の熱中症対策・農作業の負担軽減! “最大6度”の温度差で作物・農作業者を守る「農業用遮光ネット」に注目
タレントの川瀬良子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「あぐりずむ」(毎週月曜〜木曜15:50〜16:00)。日本の未来を元気にする「農業」を応援するラジオプログラムです。

今回の放送では、光は通して熱は遮る農業用ネットの「活用例」に注目! 農業用の防虫ネットやビニールハウスの上にかける遮光ネット、住居の網戸などを製造する“ネットのパイオニア”企業「イノベックス」が手がける農業用遮光ネット「ダイオネオシェード清冷(せいれい)」を紹介しました。


パーソナリティの川瀬良子、イノベックス・石井真吏さん



◆光を遮らず遮熱に特化した遮光ネットを開発

農業の現場で欠かせない存在である遮光ネット。そのなかでも、「光は通して熱は遮る」というユニークな特徴で注目を集めているのが、農業資材のパイオニア・イノベックスが開発した遮光ネット「ダイオネオシェード清冷」です。

今回は、イノベックスの石井真吏さんに同アイテムの詳細を伺いました。

従来の遮光ネットは、太陽の熱を遮る一方で、作物の成長に必要な光も一緒にカットしてしまうのが難点でした。「ダイオネオシェード清冷」は、この課題を解決するために開発された製品です。

青みがかった透明な見た目が涼しげな商品の特徴について、石井さんは「幅5mmほどのテープのようなものと、釣り糸のような糸を編み込んでいます。隙間が少しあるので風も抜ける網になっています」と説明します。

◆真夏の農作業の熱中症対策にも活躍

実際に設置した農家のハウスでは、未設置のものと比べて「最大6度の温度差」が確認されたとのこと。作物にとってはもちろん、作業する農家の方々にとっても、この気温差は大きなメリットです。

福島県では、外気温が37度を超えるような猛暑日でも、ハウス内を30度前後に保つことができたという事例もあるそうです。

また、千葉県のミニトマト農家さんからは「ハウス内が涼しく保たれ、花が落ちずに収穫が安定した」との声も届いています。石井さんは「光を遮りたくないという理由から、今までは、遮光ネットを使いたくても使えなかった作物ってあると思うんですよね。そういったものでも『ダイオネオシェード清冷』であれば、光はよく通りますので、ぜひ使っていただきたいです」と語りました。

この説明を受け、パーソナリティの川瀬は「今年の夏も暑くなると思いますので、みなさんにもぜひチェックしていただきたいです。今回ご紹介した『ダイオネオシェード清冷』については、イノベックスさんのWebサイトや、お近くの農業資材販売店、JAにお問い合わせください」とコメントしました。

また、番組ではプロ農家はもちろん、一般家庭でも使える遮光ネット「ダイオクールホワイト」も併せて紹介。

同アイテムは、家庭菜園の遮光に使えるほか、住宅の窓のすだれ代わりやエアコン室外機の日よけとしても使える優れもの。最近では、一般家庭での利用も増えているそうです。川瀬は「(農業ネットのほかにも)こういう一般家庭で使えるものもあるんですね」と関心を寄せていました。

<番組概要>
番組名:あぐりずむ
放送日時:毎週月曜〜木曜 15:50〜16:00
パーソナリティ:川瀬良子
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/agrizm/

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