【安田記念予想】上半期のマイル王決定戦 スピードと瞬発力が問われる舞台に有力馬集結

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2025年06月08日 06:35  netkeiba

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安田記念に出走予定のジャンタルマンタル(撮影:下野雄規)
 春のマイル王決定戦。広い東京競馬場の2角付近からスタートするワンターンコースでスタートから最初のコーナーまでが約540mで、4コーナーを回ったあとの最後の直線は526m。枠順による有利不利はなく、スピードと瞬発力が問われる舞台だ。過去10年間で1番人気馬は[2-3-3-2]で、3番人気以内は[3-7-6-14]。上がり3ハロンの最速は[3-3-3-3]と悩ましい傾向にある。

 ◎ジャンタルマンタルは2023年の朝日杯FS、そして24年NHKマイルCの優勝馬。このレースは前後半が46.3秒〜46.1秒というややスローよりの平均ペース。外枠16番からのスタートだったが、抜群のスタートから好位の外目をキープすると、最後は追い出しを待つような余裕を見せてあっさりと抜け出した。前走の香港マイルは勝ち馬と同じ位置でレースをしたが、直線に入って挟まれる不利があって参考外。NHKマイルC2着馬がヴィクトリアマイルを制しており、負けられない1戦になった。

 〇ウインマーベルは昨年のマイルCS3着。このレースは前後半が45.7秒〜46.3秒といハイペース。先行する馬たちを見るような位置でレースを進め、残り200m標あたりでは先頭に躍り出たものの結果的には勝ち馬の目標となってしまった。そして前走の1351ターフスプリントではアスコリピチェーノと同タイム2着。3歳春からスプリンターとして実績を積み上げてきたが、年齢を重ねて距離の融通性を広げてきた印象がある。東京競馬場を得意としているのも心強い。

 ▲ウォーターリヒトは東京新聞杯優勝馬。このレースは前2頭が飛ばす展開となり、レースラップは早めの平均ペースだったが、事実上のスローペース。その中を後方待機策から外をまわりながらもメンバー最速の末脚で突き抜けた。東京競馬場のマイルコースは[3-0-0-1]。本格化前のNHKマイルC以外は負け知らずだ。今回は休み明けで、メンバーもこれまで以上に強くなるが、不安よりも楽しみの方が大きい。

 △ブレイディヴェーグは府中牝馬S優勝馬。このレースは半マイル通過が46.9秒で最後の4ハロンが11.9秒、11.7秒、11.4秒、11.0秒という驚異的な加速ラップ。それを後方からメンバー最速の末脚で突き抜けた。エリザベス女王杯に続くGIタイトルを狙う。

 7歳馬とはいえマイルCS、そしてドバイターフを勝っている△ソウルラッシュと、ダービー卿CT含めマイルは[4-1-0-0]の△トロヴァトーレは無視できない存在だ。最後に△シックスペンス。デビュー2戦目以来となるマイルの流れに戸惑わなければ、チャンスは十分にありそうだ。

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