今の仕事は、果たして給料に見合っているのだろうか――。働く男女に、仕事が給料に見合っていないと思った瞬間を尋ねたところ「労働時間が長い」(31.0%)と答えた人が最も多いことが、求人情報サイトなどを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)の調査で分かった。
具体的には「残業があまりにも多くなったとき」(30代男性)、「葬儀関係の仕事をしていたとき、絶対現場に遅刻できないので渋滞を想定して早く出て、毎回30分以上早く着いてクルマで待機していた。『待機は仕事ではないので給料に見合ってないな』といつも感じていた」(40代女性)といった声があった。
2位は「業務量が多い」(23.2%)。「通常業務に加えて、資格を所有している自分にだけ、資料作成やシステム作成なども依頼される。いくら作成して使われていても、給料に反映されないときは、割に合わないと思う」(20代女性)というコメントがあった。
3位は「責任が重い」(12.6%)。「保育士をしている。命を預かり、子どもの将来にも影響する責任のある仕事なのに、まだまだ保育士の給料は安いと思う」(30代女性)といった意見があった。
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「仕事が給料に見合っていないと思ったときにどうするか」という問いには、「転職を考える」(42.5%)と答えた人が最も多かった。一方、「仕事をセーブする」(19.2%)など現職でやり過ごすような対応をする人や、「何もしない」(11.6%)という人もいた。
●仕事が給料に見合っていると感じる条件
「仕事が給料に見合っていると感じる条件」を聞いた。最も多かったのは「成果に応じた給料」(22.7%)で、以下「相応の裁量があること」(12.8%)、「担当業務量に応じた給料」(12.0%)、「適切な仕事量」(9.3%)、「労働時間に応じた給料」(8.0%)が続いた。
「成果に応じた給料」と回答した人からは、「インセンティブなど、やっただけ給料やボーナスに反映される」(30代女性)、「仕事量が多いときでも、しっかり成果報酬が発生する環境は大きな安心感につながる」(30代男性)といった声があった。
インターネットによる調査で、20代以上の社会人525人(女性327人、男性198人)が回答した。調査期間は4月7〜21日。
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