岩手県には、長い歴史を持つ伝統校のほか、工業高校や商業高校といった専門的な学科を持つ高校や、地域の特性を生かした農業高校など、さまざまな公立高校があります。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、岩手県在住の主婦を対象に「岩手県の高校で優秀な生徒が多いと思う公立高校は?」というテーマでアンケートを実施しました。
岩手県にある公立高校のうち、県内在住の主婦が「優秀な生徒が多いと思う」として支持した高校はどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
第2位は、盛岡市にある「盛岡第一高校」で、得票率は17.7%でした。1880年に設立された「公立岩手中学校」を前身とし、1948年に現在の校名へ改称した盛岡第一高校。2025年には創立145周年を迎えた、歴史ある高校です。
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「地球規模の視野で物を考え、地域視点で行動するグローカル人材の育成」を目指して取り組む「総合的な探究の時間(M探)」は盛岡第一高校の大きな特色。地方創生をテーマとしたプログラムの提供やフィールドワーク、連携大学・企業との共同研究などを通じて、「時代の先駆者として、社会に広く貢献できる人間」の育成を目指しています。理数科では、理科や数学、科学に関する課題の研究や見学実習、発表会などを行い、各教科での探究的な学習や、教科横断的な視点での学習を行っています。進学実績においては、国公立大学や医学部医学科、法学部などへ多数の合格者を輩出しており、こうしたことも「優秀な生徒が多い」というイメージにつながっているといえそうです。
第1位は、盛岡市にある「盛岡第三高校」で、得票率は18.6%でした。1963年に創立された盛岡第三高校は、岩手県のみならず東北地方でも有数の進学校として知られる高校。岩手県内の高校では初めて「進学型単位制」の仕組みを導入し、習熟度別指導や少人数指導など、生徒の興味関心や進路に応じた科目選択ができるようになりました。
同校では2011年度から6年間にわたって実施した「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業」を受け継ぎ、2017年度からは「SRH(サイエンスリサーチハイスクール)事業」を開始。これは、課題解決型の教育実践を通して探究的な学びを深めるもので、身近な課題や疑問について、さまざまな分野からのアプローチを通して深く知ったり解決したりしていくものです。また、進学実績にも優れていることなども、高い評価につながっているのかもしれません。
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