サッカー日本代表、初招集の18歳MF 佐藤龍之介「ひとつひとつ無駄にせずやっていきたい」

0

2025年06月08日 09:32  TBS NEWS DIG

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

北中米W杯アジア最終予選のインドネシア戦(10日)に向け、サッカー日本代表が大阪府堺市で汗を流した。

オーストラリア戦に出場した選手たちは別メニュー(渡辺剛と町田浩樹は負傷離脱)に。遠藤航(32、リバプール/イングランド)らサブ組がメインとなった。
シュート練習では最年長38歳の長友佑都(FC東京)がナイスゴールを見せると、駆けつけたおよそ2100人のファンサポーター達は一番の歓声。

すると本人は練習にも関わらずゴールセレブレーションで声援に応え、会場をさらに盛り上げていた。そんな最年長ムードメーカーと20歳差、最年少18歳の佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)は直近のJリーグを終え、その足でオーストラリアへ向かい日本代表に途中合流。

多忙の中、コンディションも気になるところだが本人は「ビジネスクラスでの移動だったのですごく幸せな移動でした。移動での疲れはないです、サッカー選手になって良かったです」と初体験を少年のように話し表情を和らげた。“初”代表練習については「緊張していたし、テレビで見ていたような選手がいたんですけど、ボールを触る事で緊張感も解けてきましたし、非常に充実しています」と憧れの代表活動に浮かれる事なく、落ち着きもみせていた。

FC東京ユース育ちの佐藤は2023年に当時16歳の若さでプロ契約を締結。カップ戦で公式戦デビューを果たし、久保建英(24、レアルソシエダ/スペイン)が持つクラブ先発最年少出場記録を更新したが、昨シーズンは3試合の出場に留まった。

今シーズンは出場機会を求めファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍を果たすと、ここまで14試合4得点の大活躍。今のJリーグで一番勢いのあるヤングプレーヤーへと成長し、新戦力の発掘が急務となる森保JAPANでA代表初選出。

ここまでのサッカー人生を本人は「全てが無駄じゃなかったですし、色々挫折があったからこそ、それをエネルギーにして頑張れた。これから先は長いですけど一つ一つ無駄にせずにやっていきたい」と振り返った。

しかしまだまだ越えなければならない壁は沢山ある。現状の日本代表のレベルを自身のレベルと重ねどう感じているのか。「やれる実感はあるんですけど、まだまだ高い壁だと思います。日本にはまだ選ばれていない素晴らしい選手が沢山いるので、そういった中で自分の良さを出すのはまだまだ努力が必要なのかなというのが率直な感想です」と自分を見つめ直し、さらにレベルアップする構えだ。

その階段を一段上がるために目の前のインドネシア戦に照準を合わせている。「出場する事があれば、必ず自分の良さを出したいと思いますし失うものは無いと思っています。思いっきり全力でプレーしたいと思います」と意気込みと共にアピールを誓った。
 

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定