デジタルギアを連れてワーケーションしよう!【デジタルギアを連れてワーケーションしよう!・5】観光客で混雑したゴールデンウィークも終わって再び落ち着いた八ヶ岳。春というか、初夏というか。新緑からだんだん緑が濃くなって毎日季節が進むのを実感します。田んぼの水面に映った「逆さ南アルプス」は、田植え前の短い間だけに見られる景色です。
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●庭木も野菜も育つけれど、雑草も伸びる季節です
僕が運営する八ヶ岳南麓の小さなコワーキングスペース「ヤツクルベース」。初夏を迎えて植物が元気です。庭には大きなクルミの木がシンボルツリーとして立っているのですが、青々とした葉を茂らせ始めました。野鳥が集まったり、木陰を作ってくれたり、お気に入りの景色です。
今年から家庭菜園も始めました。まず植えてみたのはジャガイモです。料理し忘れて芽が出てしまったイモを土に埋めただけなのですが、あっという間に元気に育ちました。こんな簡単に育つならトマトとかも植えておけば良かったな。
初夏は庭木や野菜だけでなく雑草も元気にします。あっという間にボーボーです。元々きれいな花壇や芝生にするより、少し自然な感じの庭にしたいのですが、雑草まみれにするわけにもいきません。草刈りの季節が始まってしまいました。
鎌や手ではとても無理。草刈り機(刈り払い機)の出番です。梅雨の前に短く刈っておくことで夏が楽になると信じて頑張ります。
●ヤツクルベースに続々とお客様来訪です!(うれしい)
ヤツクルベースは中古別荘を活用したコワーキングスペース。リビングルームとテラスでリモートワークできるようにした、簡素なものです。特に運営スタッフやアルバイトを雇うわけでもなく、ワンオペ。予約制での営業です。
予約制にしたのは、そうでないと僕自身がスケジュールを立てられないからです。生活していれば買い物やゴミ捨てなどちょっとした外出は避けられません。実家のある東京にも出かけるし、旅行やワーケーションで外泊が続くこともあります。
元来はドロップインでぶらりと利用してもらいたいのですが、そこは田舎のコワーキングスペース。都会と比べてリモートワーカーも少ないですし、そもそも毎日ぶらりとお客様がやってくるほどの人通りがあるわけでもありません。
そこで事前に予約を入れてもらう運営にしました(当日予約も受け付けていますがOKの連絡を確認してもらっています。せっかく来ていただいたのに不在にしていては申し訳ないですからね)。
そんな状態ですから、当初は利用者もほとんどいないだろう、と考えていました(だったら事業化するなよ、というツッコミも聞こえそうですが)。基本的に自分で開催するセミナーやイベントの会場としての活用を考えていたんです。
ところが開業してまだ1カ月ちょいですが、思ったより多くの方にご来訪いただきました。うれしい誤算です。八ヶ岳で暮らしていてオンライン会議や資料作成など仕事に集中したい方。移住や起業など僕に相談したい方。中には会社のワーケーションで利用したくて施設を探していた、ということでわざわざ東京から来訪してくれた方もいらっしゃいました。
ホームページやSNSを調べて見つけてくれたのだそうです。アクセス数やフォロワーが多いわけではないので意外でしたが、数多くあるワーケーション施設の中からヤツクルベースを選んでもらったのは感激です。
●コワーキングスペースにはコーヒーが必需品ですよね
自然の中でリモートワークや読書を楽しんでもらう。そんなときに欲しくなるのがコーヒーですよね。リラックスしたい時にも、集中したい時にも、コーヒーの香りはいいものです。
コワーキングスペースというからにはコーヒーサーバーは用意しておきたかったんです(コーヒーよりお茶派という方もいらっしゃるので湯沸かしポットも用意してあります)。
そこでヤツクルベースに置けるコーヒーサーバーを探していたんですが、なかなかちょうどいいのが見当たらないんですよね。
●本格的なエスプレッソマシンでは大きすぎる・高すぎる
最初はエスプレッソマシンを探しました。コーヒー豆を充填しておいて、一杯ごとに挽くような、ファミレスとかによくあるアレの家庭版です。
でもあれってすごく大きいんですよね。ヤツクルベースは中古別荘を活用しています。リビングルームが広めとはいえ所詮は一般住宅。エスプレッソマシンを置いてしまうとちょっと目立ちすぎるんですよね。
それに結構値段も高いんです。デロンギとか海外メーカーのものが格好いいんですが5万円近くします。エスプレッソは高い圧力をかけて淹れるので操作も難しいし、メンテナンスも大変そう。喫茶店をやるわけでもないので、候補から外すことにしました。
●シロカの「カフェばこ」はシンプルかつコンパクトで機能性も十分
そこで国産のコーヒーメーカーを探したんですが、洒落たデザインの製品ってあまりないんですよね。メーカー名を出すのは差し控えますが、なんか独り暮らしの学生さん向けの家電っぽいデザインが多いんですよ。
ボタンとかスイッチがあまり目立たないシンプルなデザインがいいなあ。ヤツクルベースのインテリアを邪魔しない、シンプルでコンパクトなコーヒーメーカー。
もっといえば、できればコーヒー豆と粉の両方が使えるとうれしいですよね。普段は粉で淹れるけど、ときにはこだわりの焙煎豆も淹れたいからね。
あれこれ探してたどり着いたのがシロカというメーカーの「カフェばこ」という製品。黒とメタリックを基調としたシンプルなデザインでコンパクト。豆も粉も使えて、お値段も1万円ちょいとリーズナブルです。
一度で4杯のコーヒーを淹れることができます。ヤツクルベースのキャパシティを考えればちょうどいいところです。思いがけずお客様が多いときは2回淹れることになりますが、粉と水を入れたらボタン一つで淹れられるので手間もかかりません。
ポットを取り出すときちょっと引っ掛かりを感じる、とか細かいことをいえば不満もゼロではないんですが、便利に使っています。
●初夏の八ヶ岳南麓でワーケーションを体験しよう
今回は、僕がヤツクルベースで使っているコーヒーメーカーを紹介しました。シンプルながら高機能なので独り暮らしの部屋にも便利だと思います。普段は市販の粉で気軽に淹れたてコーヒーを。ときにはこだわりの焙煎豆でリッチな味わいを。気分に応じて変えられるのもいいですね。
これからの季節はテラス席でコーヒーを味わいながらのリモートワークはいかがですか?だんだん緑が色濃くなっていく季節。初夏の八ヶ岳南麓なら仕事だってリゾート気分で捗りますよ。(TMR・玉利裕重)
玉利裕重(たまさん)
八ヶ岳南麓のひとり法人(合同会社TMR)代表。外資系IT企業からのんびり田舎暮らしへ。小淵沢で小さなコワーキングスペース「ヤツクルベース」の開業準備中です。「田舎でのんびり起業」を目指すビジネスコミュニティ「ヤツビジ」も運営中。お問合せ・ご相談はこちらのメールへどうぞ( contact@tmr-llc.jp )