



私が玄関の鍵を開けようとしていると、アイカワさんが戻ってきました。私は挨拶だけして立ち去ろうとしますが、「ハラダさん? その態度はないんじゃないの? 私のこと避けているんでしょう!?」と強めに言われたのです。

ある朝ふと見上げると、ベランダから外の様子をうかがうアイカワさんがいました。私が車に乗るときやゴミを出しに行くたびに、ベランダにいるアイカワさんと目が合ってしまいます。気持ち悪くなった私は早朝ランニング帰りに、玄関前で待ち構えていたアイカワさんへ思いきって伝えました。




ここ最近のアイカワさんは、迫力ある姿で声を荒らげている印象が強かったです。でも引っ越し日のアイカワさんの後ろ姿は少し寂しげな印象を受けました。
私はアイカワさんの孤独や寂しさを理解できる部分もあります。でもそれが他人への過度な干渉や監視につながってしまうのは問題です。
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いずれにしても、アイカワさんが心穏やかに過ごせることを願っています。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら
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