岸辺露伴、元々は全く異なるキャラだった? 『ジョジョ』で見た目が大きく変わった人気キャラ

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2025年06月09日 08:00  リアルサウンド

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映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』公式 X(@rohan_movie)より

 荒木飛呂彦による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで知られる『懺悔室』を原作とした、高橋一生が主演を務める映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』が公開中だ。


 『懺悔室』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の1997年30号で連載中作品とは異なる読み切りを描く企画として生まれた漫画だ。その後、短編集、ノベライズなど多岐に渡り展開されていく『岸辺露伴は動かない』シリーズを象徴する内容となっている。


  同映画の主役である岸辺露伴は、今でこそスターの風格を漂わせているが、実は原作の初登場時には別人のような“サイコパスキャラ”だった。


  そこで今回は歴代シリーズから、岸辺露伴と同じように性格や見た目が大きく変わった人物たちを振り返ってみたい。


  まず原作ファンに強い印象を与えたのが、第3部に登場した花京院典明だ。1人目の敵として空条承太郎を襲った彼は、ミステリアスな雰囲気をまとっていた。


 道端で広げたキャンバスに承太郎の絵を描いており、その足を赤い絵の具で汚した瞬間、本物の承太郎が怪我をするという展開に。さらには操り人形をいじりながら、保健室の職員を意のままに動かしてみせる。しかし実際には絵も操り人形もミスリードで、スタンド能力とは一切関係ない。


 その後、不気味な言動がなかったことになり、旅の仲間に加わるのはご存じの通り。ただ、DIOに肉の芽を植え付けられていた際の行動なので、多少おかしな言動があっても納得できるだろう。


 第3部でいうと、同じく肉の芽を植え付けられていた仲間として、ジャン・ピエール・ポルナレフの激変も印象的だ。当初はキザで紳士的な男だったが、仲間に加わった後はギャグシーン担当のムードメーカーへと変貌。ちなみに一人称も「わたし」から「オレ」に変わっており、親しみやすい人柄に変わった。


 また、肉の芽などお構いなしに性格が変わったキャラクターとしては、第5部のブローノ・ブチャラティが挙げられる。


 中盤以降は威厳たっぷりのリーダーとしてジョルノたちを率いたブチャラティだが、初登場時の印象は軽薄の一言。さわやかな笑顔を浮かべながらジョルノに話しかけ、大きな笑い声まで上げていた。  初対面だったジョルノの警戒心を解き、尋問に導くための演技だったのかもしれないが、あらためて見返すとまるで別人だ。


見た目が大きく変わったキャラ

 『ジョジョの奇妙な冒険』では、見た目が大きく変わるキャラクターも。その代表と言えるのが、第6部のナルシソ・アナスイだろう。初登場時は顔も体つきも女性的で、胸元の膨らみもあったため、読者の多くが性別を勘違いしてしまった。


 しかし再登場した際に、その性別が男性だと明言されることに。体つきが打って変わって筋肉質となり、服装も変わっている。ちなみにアニメ版では最初から男性として描かれているため、原作ほどのギャップはなくなっている。  見た目でいえば、等身の変化も見どころかもしれない。第4部では、敵キャラクターたちの身長が激減するという現象が多発したのだ。  たとえば、スタンド能力「サーフィス」を操る間田敏和。8頭身はありそうなスタイルのいい不良少年だったが、気づけば広瀬康一と変わらないほどの身長になっており、最終的には4頭身程度に収まった。


 また、強面のゆすり屋・小林玉美にも同じ現象が起きており、最初は康一よりも圧倒的に身長が高かったはずが、いつの間にか同じくらいのサイズ感になっている。  


 その一方で第7部のファニー・ヴァレンタインに関しては、等身が高くなるという真逆の変化が発生。初登場時はぽっちゃりとした体つきで、5頭身ほどの見た目だったが、その後みるみるスタイルがよくなり、最終的にはスリムな8頭身になっている。 中身も見た目も奇妙としか言いようがないキャラクターたち。その変化を楽しむのも、『ジョジョの奇妙な冒険』の醍醐味かもしれない。



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