大野元裕知事(中央)と、「大和園油屋製茶所」の関隆治園主(左から3番目)=9日午前、埼玉県所沢市 埼玉県の大野元裕知事は9日、特産の狭山茶の生産農家「大和園油屋製茶所」(同県所沢市)を視察した。毎年、新茶シーズンに行われるイベントで、狭山茶の茶葉で作る和紅茶の製造工場や、茶摘みの風景を見学し、試飲も行った。
最初に緑茶を飲んだ大野知事は、「お茶の香りがパッと来て、その後の残り香がすごく爽やか」。次に和紅茶を飲み、「全然違う。ふくよかで甘みが残っているが、いい意味で苦みも残っている」との感想を述べた。
視察を主催する県茶業協会の堀川豊事務局長は「ペットボトルなどのお茶は売れているが、急須で入れるお茶が売れなくなっている。おいしいと知ってもらい、消費拡大につなげたい」と話した。