PKを外してしまったモラタ [写真]=Getty Images スペイン代表FWアルバロ・モラタ(ガラタサライ/トルコ)が、同代表から引退する可能性があることを明かした。スペイン紙『アス』が伝えている。
UEFAネーションズリーグ(UNL)決勝が8日に行われ、スペイン代表はポルトガル代表と対戦。21分にマルティン・スビメンディが先制点を決めると、26分にヌーノ・メンデスに同点弾を許したものの、45分にミケル・オヤルサバルが勝ち越しゴールを挙げた。それでも、61分にクリスティアーノ・ロナウドに同点弾を決められると、2−2のまま90分が終了。120分でも決着がつかず、PK戦を3−5で敗れ、2大会連続優勝とはならなかった。
この試合ベンチスタートとなったモラタは111分から途中出場し、PK戦では4人目のキッカーを務めたものの、GKディオゴ・コスタに防がれてしまい、PK戦で唯一の失敗者となってしまった。
試合後、モラタは「チームメイトには申し訳ない気持ちだけど、人生にはつきものだ。監督の言葉には感謝している。PKはあまりうまく蹴ることができなかった。もっとより良くできたはずだけど、今できることは何もない」と悔しさを露わにしながら、次のように続けた。
「悔しさを抱えたまま、この場を去らなければならない。泣きたい気持ちもあったけど、結局は泣かなかった。子どもたちはスタンドにいたし、人生は学んでいくものだ」
また、スペイン代表から引退する可能性について聞かれたモラタは「今は今日起きたことだけ考えているけど、9月には戻ってこない可能性もある」と代表から退く可能性があることを示唆しつつ、「ラミン(・ヤマル)と代表チームはハイレベルなパフォーマンスを見せた。彼はスペインに大きな喜びをもたらしてくれると思うよ」と今後のヤマルの活躍にも期待を寄せるコメントを残している。
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