日本代表を率いる森保一監督 日本代表は9日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選 第10節インドネシア代表戦に向け、会場の市立吹田サッカースタジアムにて公式会見を行った。
森保一監督は「アジア予選最終戦ということで、我々日本代表はホームでの戦いになります。残念ながら前節は敗戦しましたが、予選を勝利で締めくくってサポーターの皆さんと勝利を分かち合いたい。目の前の一戦に勝利するだけではなく、これからの成長につながるようなチャレンジをして、選手たちにはアグレッシブにプレーしてほしいと思います」。キャプテンの遠藤航は「ホームで戦えるので、勝利を届けたいと思います。個人としてもチームとしても『楽しかったな』と言ってもらえるようなプレーをお見せして、勝利で締めくくりたい」とそれぞれ意気込みを語った。
今月5日に行われたオーストラリア代表戦では、今回の招集メンバーにフレッシュな顔ぶれが並んだだけあり、9名が最終予選に入って初のスターティングメンバーに名を連ねた。明日の一戦に向けて、森保監督は「いくつかのポジションでメンバーを変更して臨みたい」と会見で明言した。「ワールドカップ出場を決めてからは、選手を試す、戦術的な幅を広げる。選手同士の融合も含め、明日の試合もこれからのチームの成長につながるようにしたい」とし、「どれだけ変えるかは今日の練習を見て最終的には決めたい」と話した。
日本はアジア最終予選開幕から快進撃を続け、第7節のバーレーン代表戦に勝利し、8大会連続8回目のワールドカップ出場を決めた。しかし、第8節のサウジアラビア代表戦はスコアレスドロー、そして先週5日にオーストラリア代表戦では終了間際の失点で敗戦。すでにワールドカップ出場と首位通過を決めているが、現在2試合連続ノーゴールと足踏み状態が続いている。遠藤は「最後のゴール前の崩しの部分でクオリティに欠けてしまった。残り時間少ないところで失点もあり、隙があったと思うので細かいディティールにはこだわらないといけない」と引き締めた。
またオーストラリア戦で負傷した町田浩樹と渡辺剛、8日の非公開練習中に熊坂光希が相次いでチームを離脱している。森保監督は「チームのため、日本のために全力を尽くしてくれた中で離脱することは残念です。スムーズな回復を願いながら、また思い切ってプレーできるようにできる限りのサポートをしたい」とコメント。続けて「ケガ人が出てポジションの人数としては手薄になりましたが、スタメンと交代枠を含めて残り1試合戦える戦力は十分にいます。出場時間が少ない選手たちが新たにチャレンジできることをポジティブに捉えています」と述べている。
インドネシア戦は、市立吹田サッカースタジアムにて6月10日(火)19時35分キックオフ。試合の模様はテレビ朝日系列が地上波独占生中継(TVerにて同時配信)、DAZNがライブ配信する。
【ハイライト動画】オーストラリア代表vs日本代表