インテルの新監督に就任したキヴ氏(写真は2025年4月撮影) [写真]=Getty Images インテルは9日、クリスティアン・キヴ氏が新監督に就任したことをクラブ公式サイト上で発表した。
なお、インテルとキヴ氏は2027年6月までの2年契約を締結。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が6日(現地時間)に伝えたところによると契約金は約250万ユーロ(約4億1,000万円)で、別途ボーナスが支給されるとのことだ。
1980年10月26日生まれのキヴ氏は、現在44歳。現役時代はルーマニア代表のほか、アヤックスやローマ、そしてインテルなどでプレーした。特にインテルでは、2009-10シーズンに三冠を達成(セリエA、コッパ・イタリア、UEFAチャンピオンズリーグ)。センターバックや左サイドバック、センターハーフなどをこなすユーティリティ性でチームに大きく貢献した。
2014年3月にインテルと契約を解除して現役を引退した後は、指導者に転身。インテルのU-14チームの監督からキャリアをスタートさせ、U-17、U-18、プリマヴェーラも率いた。2025年2月には、日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマの監督に途中就任。自身初のトップチーム指揮だったものの、セリエB降格の危機にあったパルマを16位に導いて、セリエA残留を勝ち取ったが退任が発表されていた。
インテルはシモーネ・インザーギ監督の下で今シーズンはセリエAでスクデット争いをするもナポリに敗れて2位。チャンピオンズリーグ(CL)でも決勝まで駒を進めたが、パリ・サンジェルマンを前に5ー0で敗れて無冠に終わっていた。