新潮社は10日、元ジャニーズ事務所(現SMILE−UP.)代表取締役社長の藤島ジュリー景子氏(58)へのインタビューをまとめた単行本「ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間」を、7月18日に全国一斉発売すると発表した。
「ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間」は、小説家の早見和真氏(47)が、嵐やTOKIOをはじめ、数多くのタレントをプロデューサーとして手がけた藤島氏に、計47時間のロングインタビューを敢行。旧ジャニーズ事務所の内情と彼女自身の半生を明かす肉声を記した一冊。早見氏は、2025年本屋大賞第2位の「アルプス席の母」、山本周五郎賞受賞作「ザ・ロイヤルファミリー」、50万部突破のミステリー「イノセント・デイズ」、シリーズ累計45万部突破の「店長がバカすぎて」等、ジャンルを超越して活躍する小説家だ。
発売に先駆けて10日から、刊行されるに至った経緯を記した、本文の冒頭約50ページがを先行公開された。
早見氏は、コメントを発表した。
「旧ジャニーズ事務所の性加害問題で批判を一身に浴びた、藤島ジュリー景子とはどんな人物なのか? 叔父・ジャニー喜多川との、母・メリー喜多川との関係は? 当時の所属タレントに何を感じているのか? 二人三脚で歩んできた『嵐』に対する思いとは? 何よりも一連の「出来事」を彼女はどう捉えているのか。これまで語られてこなかった事実を、ファンや読者に伝えられるのではないか。それが今回、40時間を超えるインタビューに臨んだ一番の理由です。ジュリー氏一人の声だけを記すという行為には恐怖心がつきまといました。それでも、この本には間違いなく彼女の目に映っていたものが、過去と未来が、そして贖罪への思いが記されています。読者のみなさまに、等身大の彼女が、その息遣いが伝わることを願っています」
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目次も公表された。
序章−−ファーストコンタクト
一章「人生をどこからやり直したいですか?」
二章「『家族』という単語から何を連想しますか?」
三章「ジャニーズ事務所で働き始めた経緯を教えてください」
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四章「『嵐』との出会いについて」
五章「母・メリーさんはどんな人でしたか?」
六章「結婚がもたらしたものは?」
七章「『事務所内に派閥がある』という意識はありましたか?」
八章「あの『週刊文春』について。あの『SMAP×SMAP』について」
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九章「ジャニー氏の亡骸を前に感じたことは?」
十章「『知りませんでした』の言葉を信じることができません」
十一章「性加害を認められた理由はなんですか?」
十二章「ジャニーズの看板が下りた日、感じたことは?」
終章−−ラストインタビュー
追記−−『嵐』活動終了の発表を受けて
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