今夏にマンCを退団するデ・ブライネ [写真]=Getty Images ナポリはマンチェスター・シティを退団するベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネの獲得に向けて交渉を続けているようだ。9日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。
現在33歳のデ・ブライネはヘンクやチェルシー、ブレーメン、ヴォルフスブルクを経て、2015年夏にマンチェスター・シティへ加入した。10年間で公式戦通算422試合出場108ゴール177アシストという成績を残し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む合計18個のタイトル獲得に貢献。すでに契約満了に伴う退団が発表されており、今夏に新天地を求めることとなっている。
加入が有力視されているのが、今シーズンのセリエAを制覇したナポリだ。メジャーリーグ・サッカー(MLS)のシカゴ・ファイアーやサウジ・プロフェショナルリーグからもオファーが届いているが、デ・ブライネは欧州でのキャリア継続を希望。ジョバンニ・マンナSD(スポーツディレクター)は先月の時点で「ケヴィン・デ・ブライネの近づいたと感じている。間違いなく近づいているよ」とも明言していた。
報道によると、ナポリはデ・ブライネの代理人と継続的に連絡を取り合っており、契約のあらゆる側面を明確化させるための調整を進めているとのこと。すでにイタリアへの到着準備が整っており、インターナショナルウィーク明けにはメディカルチェックが行われる予定だという。イギリス紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、ナポリとデ・ブライネは1年間の延長オプションが付随した2年契約を締結し、年俸は420万ポンド(約8億2000万円)程度になる見込みと伝えている。
退任も噂されていたアントニオ・コンテ監督の続投も濃厚となったナポリ。セリエA連覇に向けて、マンチェスター・シティで一時代を築いた司令塔を迎え入れることとなりそうだ。