セネガル代表がイングランド代表に勝利 [写真]=Getty Images 国際親善試合が10日に行われ、イングランド代表とセネガル代表が対戦した。
トーマス・トゥヘル新監督の初陣となった3月のFIFAワールドカップ26欧州予選の2試合でいずれも完封勝利を収めたイングランド代表。今月7日開催のアンドラ代表戦でも1−0と勝利し、新体制で無傷の3連勝を達成した。さらなるチームの成熟に向け、“スリーライオンズ”はセネガル代表との国際親善試合を実施。ハリー・ケインやデクラン・ライスなどが先発に名を連ねた。
試合は立ち上がりの7分にイングランド代表がスコアを動かす。相手陣内でのボール奪取からカウンターに転じ、バイタルエリアに運んだエベレチ・エゼが左脇のコナー・ギャラガーへと横パス。スイッチする形でアンソニー・ゴードンがシュートを放ったものの、ボールはGKに弾かれてしまう。だが、こぼれ球にケインが素早く反応。ワンタッチで流し込んで先制点を挙げた。
一方のセネガル代表も、40分にゲームを振り出しへと戻す。ポゼッションで相手をハーフコートに押し込みつつ、ハーフウェイライン付近でボールを持ったイドリッサ・ゲイェが前線にフライパスを供給。ボックス内の右に抜け出したニコラス・ジャクソンがゴール前に折り返すと、走り込んできたイスマイラ・サールがダイレクトでシュート。セネガル代表が同点弾をマークした。
さらに62分、セネガル代表がGKを交えたパス交換からビルドアップ。イングランド代表がブロックを敷くなか、カリドゥ・クリバリが右足でフィードを入れると、アビブ・ディアラが相手最終ラインの背後に走り出す。一本のロングパスでペナルティエリア内に侵入し、角度のないエリアから右足を一振り。GKの股下を通過したボールがネットに吸い込まれ、セネガル代表が逆転に成功した。
その後、イングランド代表は83分にコーナーキックの流れから途中出場のジュード・ベリンガムがネットを揺らすが、直前にハンドがあったと判断されたため得点は取り消しに。後半アディショナルタイムには、セネガル代表が勝負を決める追加点を奪う。結局、そのまま試合は3−1で終了し、セネガル代表が勝利した。
【スコア】
イングランド代表 1−3 セネガル代表
【得点者】
1−0 7分 ハリー・ケイン(イングランド代表)
1−1 40分 イスマイラ・サール(セネガル代表)
1−2 62分 アビブ・ディアラ(セネガル代表)
1−3 90+3分 シェイク・サバリ(セネガル代表)