マンチェスター・シティ加入が決定したシェルキ [写真]=Getty Images マンチェスター・シティは10日、リヨンからフランス代表FWラヤン・シェルキを獲得したことを発表した。
発表によると、マンチェスター・シティはシェルキと2030年6月30日までとなる5年契約を締結し、6月14日に開幕するFIFAクラブワールドカップ2025からプレー可能となっている。
なお、移籍金は明らかになっていないが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、3600万ユーロ(約59億円)に600万ユーロ(約10億円)の追加オプションが付随する契約で加入したという。
現在21歳のシェルキは7歳の頃にリヨンの下部組織に加入。2019年10月に16歳でトップチームデビューを果たし、2020年1月にリヨン史上最年少得点者となった。2024−25シーズンは公式戦44試合出場で12ゴール20アシストを記録するなど、トップチームでは6シーズンで185試合出場で29ゴール45アシストという成績を残した。
また、U−16から世代別のフランス代表に選出されていたほか、準優勝に終わった2024年開催のパリオリンピックメンバーにも選出された経歴を持っており、今月のUEFAネーションズリーグ・ファイナルズでフル代表デビューも果たし、5日の準決勝・スペイン代表戦ではデビュー戦ながら1ゴール1アシストを記録する活躍を見せていた。
約15年過ごしたリヨンを離れ、マンチェスター・シティに移籍したシェルキは同クラブ公式サイトで以下のように意気込みのコメントを発表している。
「これは僕にとって夢のようなことだ。正直、マンチェスター・シティのようなクラブに加入し、ここでキャリアの次のステップに進む機会が得られたことは本当に特別なことなんだ。このために人生を通して懸命に努力してきた。このスポーツを愛していて、ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ監督)と彼のスタッフとともにここマンチェスターでさらに成長できることを心待ちにしている」
「シティの素晴らしさは誰もが知っている。彼らは長年にわたって成功を収めてきた。チームの勝利に貢献するという責任をしっかりと受け止めたいと思っている。リヨンを離れるのは自分の信じているプロジェクトのためだけだ。シティでのすべてが自分のプレーを成長させ、チームの将来の成功に貢献できることを示している。シティのファンに自分の実力を見せるのが待ちきれないよ」
なお、クラブW杯に向けた特例の移籍期間で、アルジェリア代表DFラヤン・アイト・ヌーリ、元イングランド代表GKマーカス・ベッティネッリを獲得していたマンチェスター・シティは、シェルキが3人目の加入選手となっている。