『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』のデジタルコミックス1巻 (C)高橋陽一/集英社 漫画『キャプテン翼』シリーズの最新作『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』(作者:高橋陽一)の最新50話で、主人公の大空翼の妻・早苗(旧姓:中沢早苗)が、双子を出産した。2006年発売の『キャプテン翼 短編集 DREAM FIELD 1』では、双子の息子「疾風(はやて)」と「大舞(だいぶ)」が登場していたが、ついに本編のストーリーで2人が誕生したことになった。
【画像】清楚系美人!大人の女性に…翼くんと結婚した早苗ちゃん 『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』は、シリーズ最終章としてネーム形式でWEBサイト『キャプテン翼WORLD』や『ヤンジャン!』にて週刊連載中。激闘のマドリッド五輪は準決勝。大空翼率いるU-23日本代表は“天使”ミカエルを筆頭に優勝を狙うスペインと対戦し後半戦へ突入しており、決勝へ進出するファイナリストはどちらか…その行方を描いている。
その物語の中で、日本にいる翼の子どもを妊娠中の早苗は、とある出来事で救急車にて病院へ搬送され、帝王切開による出産の緊急手術となっていた。
そんな事情を知らない翼は、スペイン戦で頭を負傷するなどの激闘を繰り広げており、いくつものピンチを乗り越えながら最新話では「おれの師、ロベルト・本郷の待つブラジルとの決勝の舞台に…おれは絶対に辿り着く!!」といつも以上の気合い。
その理由について「なぜなら…そう、生まれてくるんだ!!その日に…決勝のその日はおれと早苗ちゃんの双子の息子の出産予定日。新しいその命のためにも、おれはどうしてもそのピッチ、オリンピック決勝にピッチに立っていなきゃいけないんだ!!」とし、「新しい命のためにも、おれはこの試合、必ず勝つ!!」とシュートシーンで終わり、父になる男の覚悟を打ち明けている。
そして早苗の方は、手術が終わり「オギャァ オギャァ」と待合室に産声が届くシーンが描かれ、無事に出産したことが明かされた。
なお、翼と早苗夫婦の間に双子の息子が誕生していることは、過去に発売された短編集にて明かされており、名前は「疾風」と「大舞」となっていた。念のため編集部を通じて、高橋氏に「今回、早苗が出産したのは、この双子で間違いないでしょうか?」と質問すると、「はい、「疾風」と「大舞」で間違いありません! パパになった翼の活躍に今後も期待してください!」と回答してくれた。
『キャプテン翼』は、サッカーの天才少年・大空翼を主人公に、翼やそのチームメイト、ライバルたちの成長を描いた物語。爽やかなストーリーと個性豊かなキャラクター、そして誰もが真似したくなる迫力のある技の数々で一躍大人気となり、国内外で多くのプロサッカー選手誕生のきっかけになるなど、現実世界に大きな影響を与えてきた。
1980年4月に『週刊少年ジャンプ』にて読切作品として掲載、81年3月から同誌で連載をスタートさせ、翼の小学生〜ジュニアユース時代を描いたのち、88年22号で連載が終了すると、翼の成長にあわせ物語の舞台を移し、これまで数々のシリーズを連載。コミックスの全世界シリーズ累計発行部数は9000万部を突破し、テレビアニメ化、ゲーム化もされた。