【宝塚記念】ドゥレッツァなど5頭にかかる史上初とは? 久々の美酒なるか
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2025年06月12日 19:30 netkeiba

宝塚記念2025に出走予定のドゥレッツァ(23年10月撮影、ユーザー提供:のりぴーさん) 春のグランプリと言われるだけあって、宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は近々の大舞台で結果を残している馬が活躍するレースだ。近20年の勝ち馬を見ても、18年のミッキーロケットを除く19頭には、近1年以内にGIかGIIの勝ち鞍があった。
しかし、今年は少し趣が異なるかもしれない。というのも、有力馬の中にしばらく勝利から遠ざかっている馬がチラホラいるからだ。例えばドゥレッツァ(牡5、美浦・尾関知人厩舎)は23年の菊花賞が最後の勝ち鞍。しかし、前々走のジャパンCがドウデュースと同タイムの2着、前走の首G1・ドバイシーマクラシックも0秒4差の3着だから、決してパフォーマンスは落ちていない。ここは待望のGI・2勝目が期待される一戦だ。また、2年前の皐月賞馬のソールオリエンス(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)、同じく天皇賞(春)の覇者のジャスティンパレス(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)、GIで2着2回の実績を誇るローシャムパーク(牡6、美浦・田中博康厩舎)も立ち回り一つで勝ち負けになるだろう。
実は過去の宝塚記念の勝ち馬65頭は、全て前年以降に勝ち鞍があった。今年のメンバーのうち、24年以降に勝利のないジャスティンパレス、ソールオリエンス、ドゥレッツァ、ボルドグフーシュ、ローシャムパークの戴冠となれば、史上初の珍事。レース史に新たな1ページが刻まれるのか。そういった視点でも是非とも注目してほしい。
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