レヴァンドフスキの“不信表明”から4日後…ポーランド代表のプロビエシュ監督が電撃辞任

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2025年06月12日 19:42  サッカーキング

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ポーランド代表指揮官からの辞任を発表したプロビエシュ監督 [写真]=Getty Images
 ポーランド代表を率いるミハウ・プロビエシュ監督が12日、同国代表指揮官からの辞任を発表した。

 現在52歳のプロビエシュ監督は、フェルナンド・サントス前監督の解任により、2023年9月にポーランド代表の指揮官へと就任。EURO2024予選ではプレーオフ決勝でウェールズ代表を5−4で破り、母国を5大会連続の本戦出場に導いた。しかし、EURO2024ではグループステージ最下位となり敗退。続くUEFAネーションズリーグ2024−25(UNL)でもリーグAのグループステージで最下位となり、降格が決まった。それでも3試合を終えたFIFAワールドカップ26欧州予選では開幕連勝を飾り、首位のフィンランド代表(1試合多く消化)を勝ち点差「1」の3位で追っている。

 そんななか、ポーランドサッカー協会(PZPN)は6日、プロビエシュ監督の決定により、ピオトル・ジエリンスキが新キャプテンに就任したことを発表。この主将交代は、これまでキャプテンを務めてきたロベルト・レヴァンドフスキやチーム全員、スタッフなどにも事前に伝達した上での決定であると説明されていた。

 だが、今回の6月シリーズで招集を辞退していたレヴァンドフスキが8日に自身の公式Instagramを更新し、「現状と監督への信頼喪失を考慮し、彼が指揮を執る間はポーランド代表としてのプレーを辞退することを決めた」と投稿。プロビエシュ監督に対する不満を示しながら、当面の代表チーム不参加を表明した。

 これによってエースとの亀裂が表面化したプロビエシュ監督。すると、その4日後にPZPN公式サイトでコメントを発表し、「現在の状況を踏まえ、代表チームのために最善の決断は、監督の職を辞することだと判断した。この職に就けたことは、私のキャリアの夢の実現であり、人生で最も大きな名誉だった」と“電撃辞任”を発表した。

 プロビエシュ監督にのコメントは以下の通り。

「現在の状況を踏まえ、代表チームのために最善の決断は、監督の職を辞することだと判断した。この職に就けたことは、私のキャリアの夢の実現であり、人生で最も大きな名誉だった」

「PZPNのスタッフ、職員の全員に心から感謝している。いつも支えてくれてありがとう。PZPNの会長と理事会の信頼にも感謝しているし、当然ながらこの道のりで出会うことができたすべての選手たちにも感謝する。なぜなら、代表チームは我々全員にとっての国家の宝だからだ」

「そして素晴らしいサポーターの皆さんにも深く感謝したい。良い時も悪い時も、常に代表を支えてくれた。どこで試合をしていても、あなたたちの応声援は届いていた」

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