レアル・マドリードに加入したA・アーノルド [写真]=Getty Images レアル・マドリードに加入したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが入団会見で意気込みを語った。12日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
現在26歳のA・アーノルドは6歳からリヴァプールのアカデミーに所属し、2016年10月にトップチームデビューを飾った。翌シーズンにはプレミアリーグの最優秀選手賞にもノミネートされるなど、世界屈指のサイドバックへと急激に成長。高い攻撃力を武器としながら、昨年2月にはDF登録の選手としてのリーグ最多アシスト記録を更新した。公式戦通算353試合の出場で23ゴール92アシストを記録してきたA・アーノルドだったが、今月5日には契約満了に伴うリヴァプール退団を正式発表。今月15日より開催されるFIFAクラブワールドカップ2025からは、レアル・マドリードの一員としてプレーする。
そんなA・アーノルドは背番号『12』を着用することが決定し、ユニフォームネームも従来の『Alexander−Arnold』から『Trent』に変更。レアル・マドリードへの入団会見に出席した同選手は、「この機会を与えてくれたすべての人々に感謝する。レアル・マドリードと契約できるなんて、そうそう起こり得ないことだ。これは夢が現実になった瞬間だ。マドリディスタに自分のプレーを見せるのがとても楽しみだし、ここでプレーする責任の重さも理解している。自分の力をすべて出し切ってプレーし、多くのタイトルを獲得できるように努力する。本当にありがとう。そして、アラ・マドリード!」とコメントした。
その後、A・アーノルドは記者会見会場に移動。「とてもとても興奮している。この日を長い間待ち続けていた」と述べつつ、「ここに来ることは夢のようだが、まだ多くの努力が必要であり、すぐにでもその努力を始めたい気持ちだ」と心境を口に。一方、「誤解のないように言っておくと、長い間待っていたというのは数週間のことだ。何年も待っていたわけではない」とも説明している。
また、「そのクラブを応援しているかどうかに関わらず、クラブが勝ち取ったトロフィーには敬意を払うべきだ。どんな状況でも、それは僕にとって常に大切なことさ。トロフィーを獲得する選手やクラブには、いつも憧れてきた」と“白い巨人”へのリスペクトを強調。続けて、「この素晴らしいクラブの歴史の一部になりたかった。そして今後の成功にも貢献したい。将来性に満ちた若くてエキサイティングなチームに加わり、タイトルを獲るための力を持つ監督とともに戦うという点に、とても魅力を感じた」と加入決断の理由を明かした。
さらに、新たな指揮官となるシャビ・アロンソ監督については、「子供の頃から私の憧れの人だった」と語り、「スポンジのように彼の周りで彼から学べるあらゆる情報を吸収していきたい」と意欲的な姿勢を表明。度々批判を受けてきた自身のプレースタイルに対しては、「もし僕のプレーを人々が好まなかったり、評価してくれなかったとしても、それはそれで仕方がない。監督が僕のプレーを評価して起用してくれる限り、僕は何があっても満足だ」と見解を示している。