キム・カーダシアン「見て見ぬふりをすることはできない」トランプ米大統領の移民政策に

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2025年06月13日 11:47  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

キム・カーダシアン(ロイター)

6日に米ロサンゼルスで始まったトランプ米大統領の移民政策に対する抗議が全米に拡大する中、米リアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」などで知られるタレントで実業家のキム・カーダシアン(44)が13日までに、インスタグラムのストーリーで「見て見ぬふりをすることはできない」と声を上げた。


弁護士を目指して6年かけて法律事務所の研修プログラムを先日終了させたばかりのカーダシアンは、「移民税関捜査局(ICE)は、この国の安全を維持し、凶悪犯罪者を排除するために存在すると言われれば、それは素晴らしいことです。しかし、無実で勤勉な人々が非人道的な方法で家族から引き離されるのを目のあたりにしたとき、私たちは声を上げなければなりません。正しいことをしなければなりません」とコメント。


「ロサンゼルスで育った私は、移民がこの街の仕組みにいかに深く織り込まれているのか目のあたりにしてきました。彼らは私たちの隣人であり、友人であり、クラスメートであり、同僚であり、家族です。政治的立場がどうであれ、私たちのコミュニティーが繁栄しているのは移民の貢献によるものであることは明らかです。恐怖と不正義によって人々が自由で安全な生活を送ることができないのを見て見ぬふりをすることはできません」と述べ、トランプ政権の移民政策を非難した。


移民政策を巡っては、今年2月のグラミー賞で最優秀ラップアルバム賞を受賞したラッパーのドーチー(26)も9日に抗議デモが行われているロサンゼルスで行われたBETアワードで最優秀女性ヒップホップアーティスト賞を受賞した際のスピーチで、「法と秩序の名のもとに、私たちのコミュニティーに恐怖と混乱をもたらす容赦ない攻撃が行われています。トランプ大統領は抗議活動を阻止するため、軍隊を使っています」とコメント。抗議活動を行う自国民に対して軍隊を動員する政府を非難し、抑圧されているすべての人々のために声を上げることがアーティストとしての私の責任だと感じていると力強いスピーチを行った。


ほかにも、米歌手ビリー・アイリッシュの兄で音楽プロデューサーのフィニアス・オコネル(27)は、8日にロサンゼルスのダウンタウンで行われた抗議活動に参加したことをインスタグラムのストーリーで明かし、「非常に平和的な抗議活動の最中、突然催涙ガスが使用された。彼らは煽動している」と非難。ドラマ「デスパレートな妻たち」で知られる女優エヴァ・ロンゴリア(50)は、抗議活動に関連した動画やメッセージをインスタグラムのストーリーにリポストし、インフレで多くの人々が苦しむ中で政権は多額の税金を使って移民を取り締まり、正しいやり方で抗議する人々を罰していると訴えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

このニュースに関するつぶやき

  • 海外だと放火や略奪は抗議の正しいやり方なんだな。ワシらには暴動に見えるけど、日本国外だとこれが正しい抗議活動の在り方なのか。プラカード持って歩くだけの日本人は抗議してるうちに入らんのだな。
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