
傘をさして歩く雨の日は、いつもより視界が悪いもの。見えないぶん、耳から入る情報を頼りにする人も多いのではないでしょうか?
でもね、ある調査によると約4割の人が「雨の日にイヤホン・ヘッドホンをしていて周囲の音に気づかずヒヤリとした」と回答していたようなんです。
「傘+イヤホン」から生まれる事故リスクについて、さっそく深掘りしてみましょうか。
【雨の日のイヤホン使用率は意外と高い】
今回参考にしたのは、耳をふさがないイヤホン=耳スピこと “耳スピーカー” を手がけているnwm(ヌーム)が実施した「梅雨時期のイヤホン使用実態」調査です。
調査によって明らかになったのは
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・雨の日のイヤホン・ヘッドホン利用は5割強
・特に10〜20代で高い傾向(10代は81.5%、20代は69.3%)
・34.2%が「周りの音の “聞こえにくさ” を感じたことがある」と回答
という実態でした。おまけに、41.0%が「雨の日にイヤホン・ヘッドホンを使用していて周囲の音に気づかずヒヤリとした」と回答していたの……!
【聞こえなかった音は?】
ところで、雨の日にイヤホン・ヘッドホンを使用していて気づかなかった「周囲の音」って、いったいどんな音だったのでしょう?
<聞こえなかった周囲の音 TOP5>
1位 通行人からの呼びかけ(42.3%)
2位 自転車のベル音(35.9%)
3位 駅や電車内のアナウンス(35.9%)
4位 車のクラクション(35.2%)
5位 バス・タクシーの接近音(20.%)
6位以下には「救急車やパトカーのサイレン音」や「工事や踏切などの注意音」がランクインしていました。いやはやそれにしても、こうしてみると、大きな事故につながりかねない事例ばかりです。
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実は私も、イヤホンから聴こえてくる音に気を取られて車にひかれそうになったことがあります。また、そういった事故が起こりそうな現場に居合わせたこともありました(幸い未遂で終わりました)。
イヤホンだけでも注意力散漫になるのですから、傘で視界を遮られたらさらにリスクが高まるのは明白。
だけど、今回の調査においては、約4割が「傘+イヤホンの危険性を認識していない」と回答していたんです。さて皆さんはこの結果をどう思うでしょうか。
参照元:nwm、プレスリリース、楽天市場、Amazon
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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