許すまじ！職場のトイレで財布盗難、上司はまさかの「口止め」　怒りが収まらない男性「信じられんなと思いましたね」

財布を置き忘れて、無事に手元に戻ってきたら奇跡だろう。首都圏で暮らす50代男性（年収500万円）は、職場のトイレで財布を置き忘れ、わずか10分後には跡形もなく消えていたという体験談を寄せた。

当時、製造業の作業所内で派遣社員として働いていた男性。事務所の和式トイレで用を足す際、ズボンの尻ポケットから長財布が落ちるのを防ぐため、個室内の棚に置いたという。

「が、その棚が顔の前でなく、背中側にあったので、用を足して流す時には財布を置いたことをすっかり忘れてしまいました」

財布の存在をすっかり忘れて事務所に戻り、パソコン作業を始めて約10分後。ポケットに手を入れて異変に気付く。慌ててトイレに戻ったが、すでに財布はなかった。（文：西荻西子）

財布紛失対策「落下防止ワイヤーのような物で財布と繋いでいる」

トイレまでは10秒ほどで行ける距離だったというが、時すでに遅し。財布の中には「現金8000円程度と、キャッシュカード、デビットカード、ポイントカード数枚」を入れていた。男性はすぐに派遣先の担当者に「トイレで財布を盗られました」と報告。翌日の朝礼でも全体に事情を伝えたが、もちろん財布は出てこない。

当時、作業所は改修工事の最中だった。普段はいない臨時の作業員が多数出入りしており、トイレも増設されないまま事務所のトイレを全員が共同で使っていた状況だった。そのため男性は、こう推測している。

「私個人としては犯人はこの普段居ない作業員の中の誰かだと今でも思っています」

と推測している。

財布は結局、見つからなかった。しかも、派遣先の対応は冷たいものだった。誰も何もしてくれないばかりか、直属の上司に当たる人から口止めされた。男性はこれを

「このジジイは隠蔽しようとしてる、信じられんなと思いましたね」

と呆れたように振り返る。問題を大きくしたくなかったのだろうが、男性はますます不信感を抱いたことだろう。

盗難発覚後、すぐにカード会社に連絡して利用停止措置をとったため、幸い不正利用の被害はなかった。しかし、ダメージは様々な形で残った。

「貯めていた家電量販店のポイントカードは再発行する為、全く使えなくなるとは思わなかったです」

財布を置き忘れた事は自身にも非はあるが、それを盗まれたり隠ぺいされたり、人の嫌な面を思い知らされた出来事だったに違いない。

男性は「その後、幸い、財布を忘れて盗られることは一度もなく今に至ってます」と明かす。現在は、財布に落下防止ワイヤーを付けて自衛しているという。

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