2024年12月時点で、県立・市立合わせて約50校が設置されている熊本県。県では「熊本スーパーハイスクール(KSH)構想」を掲げ、全県立高校の特色をウェブサイト「熊本県立高校検索ガイド」で受験生などに伝えています。国または県指定事業に取り組む高校や、特色ある学校・学科が多数あり、受験生にとっては魅力的な環境となっています。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、熊本県在住の60代以上の方を対象に「子どもを入学させたい熊本県の公立高校はどこ?」というテーマでアンケートを実施しました。
地元である熊本県に住む60代以上の人から「子どもを入学させたい」と支持を集めたのはどの高校だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。
第2位は、熊本市中央区にある「熊本高校」でした。得票率は23.2%です。校訓にある「立志篤行」の言葉を踏まえ、目指す人物像として「士君子」を掲げる熊本高校では、広い教養をもったジェネラリストの育成を目指しています。1990年代半ばから英国イートン校との交流があり、現在も毎年7月には希望者がイートン校でのサマースクールに参加しています。
|
|
1単位時間が65分と長いことや、文系・理系を分けるのが3年生からであることなども特徴のひとつといえるでしょう。2024年3月の卒業生には熊本大学や九州大学をはじめとした国公立大学への入学者が多くいるほか、医学部医学科への入学者も少なくないようです。
第1位は、熊本市中央区にある「済々黌高校」で、得票率は27.6%でした。1882年に創立された歴史ある高校で、2022年には創立140周年を迎えました。2014年度より、文部科学省から「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の指定を受け、「国際的素養を備え世界をリードする済々多士教育プログラムの開発」に取り組んでいます。
同校では「社会に貢献できるグローバル・リーダーの育成」を目標とし、学習指導や進路指導を行っていることも特徴といえるでしょう。英語教育の充実はもちろん、教科横断的な学びや、大学等との連携、ICTの活用などにも取り組んでいます。2025年3月の卒業生は、熊本大学や九州大学、鹿児島大学といった国公立大学のほか、有名私立大学にも多数進学。「本当に自分が行きたい大学を目指す」ことを大切にした進路指導を行っています。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。