【宝塚記念予想】今年も上がり最速タイプを探すレース? 過去データから探るGI宝塚記念

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2025年06月15日 07:35  netkeiba

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宝塚記念に出走予定のショウナンラプンタ(ユーザー提供:ばなたさん)
 今週からは「東京・阪神・函館」の3場。

 先週から新馬戦がスタートしたが、今週からは夏の函館開催も幕開け。そして例年と違ってやや早めにGI宝塚記念(阪神・芝2200m)が開催される。

 昨年は京都開催だったが、今年は再び例年通りの阪神競馬場での一戦に。メンバーは前走・GI大阪杯組中心にGI常連が多く参戦してくる。いつも以上に馬券的には楽しみもありそうなレースになりそうだ。過去10年データを使ってレース傾向や馬券のヒントを探っていこう。

1.人気薄馬を含めた馬券が良い?

 まずはいつものように、人気上位馬の過去の成績チェックから。

 過去10年、1番人気馬は2勝。クロノジェネシス(21年)とイクイノックス(23年)だけだ。成績は[2-2-0-6]。馬券圏内40パーセントで決して良いとはいえない。しかも15年ゴールドシップ(15着)、17年キタサンブラック(9着)など、単勝オッズ1倍台の超人気馬が大敗してきた歴史もある。ちなみに昨年も単勝2.3倍だったドウデュースが6着に敗退している。時に大きく荒れるレースなのだ。

 ちなみに2番人気馬は過去10年で2勝、成績は[2-0-3-5]。3番人気馬は3勝していて[3-0-0-7]。一応、近6年は上位3番人気までの馬から勝馬が出ている。

 上位人気3頭以外の3勝分は、6・7・8番人気馬が1勝ずつ。9番人気以降の勝利は05年スイープトウショウ(11番人気)以来起きていない。

 一方、9番人気以降で、馬券圏内になっている馬は過去10年で6頭いる。いずれも10番人気以下の馬で2着3回、3着3回ある。軸はともかくとして、馬券相手に2ケタ人気薄を絡めていくのも面白いといえる。

2.好調枠と不調枠?

 かつて宝塚記念といえば、8枠が抜群の成績を収めていた。

 特に13〜20年の8年間でも、8枠の馬が7勝。10頭ちょっとの少頭数になることもある宝塚記念だが、レース傾向としては8枠有利といっていいはずだ。

 21〜23年は8枠勢が馬券に絡んでいなかったが、昨年は再び8枠だったブローザホーンが勝利。結果過去10年で8枠が6勝という傾向が顕著になっている。

 だが過去10年、8枠で馬券圏内になっている7頭は「すべて8番人気以内」。つまり人気があれば外枠でも問題ない。今年も8枠の馬には注目しておきたい。

逆に過去10年で不調の枠もある。それが4枠。過去10年で3着が1回あるだけ。ちょっと狙いづらい枠となる。さて今年はどうなる。

3.上がり最速の連対率100パーセント?

 次に脚質の傾向。宝塚記念は過去10年、逃げ馬の勝利はないものの2着2回、3着1回という成績を残している。ここのところ逃げ馬の成績が悪いGIが多かったが、宝塚記念はわりと逃げ馬も残れる可能性はある。

 だがここで注目すべきは「上がり最速タイプ」のほうだ。

 過去10年で上り最速出した馬はのべ12頭いるが、その連対率はなんと100パーセント。GIも数多くあるが、レースでの上がり最速馬がパーフェクト連対しているというのは他ではあまりない傾向である。昨年の京都競馬場開催でも傾向は同様だった。今年も最速上りを出せる馬を探す一戦となりそうだ。

4.前走ローテはどこが狙い?

 最後に前走からのローテについて。

 これは過去10年、前走GI天皇賞(春)から3頭の勝馬が出ている。しかも2、3着にもよく絡んでいるので「前走天皇賞(春)組」は今年も注意しておきたい。天皇賞(春)7着くらいまでならばまったく問題なし。着順悪かった天皇賞(春)10着デニムアンドルビー(15年)も宝塚記念では10番人気で2着になっている。

あとは前走GI大阪杯組とGIドバイシーマクラシック組が2勝。GIII鳴尾記念、GII目黒記念、GIクイーンエリザベス2世Cからがそれぞれ1頭ずつとなっている。

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