「ヤンキースに入るくらいなら引退する」 度胸満点の新人右腕が宿敵相手に2連勝 レッドソックスは勝利5割復帰
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2025年06月15日 11:00 ベースボールキング

今季4勝目を挙げたレッドソックスのハンター・ドビンス(写真=GettyImages)○ レッドソックス 4−3 ヤンキース ●
<現地時間6月14日 フェンウェイ・パーク>
ボストン・レッドソックスが同地区首位ヤンキースに連勝。新人のハンター・ドビンス投手(25)が6回無失点と好投し、8日のヤンキース戦から2連勝を飾った。
今季9度目の先発マウンドに上がったドビンスは初回、前日に本塁打を放った好調の主砲ジャッジから空振り三振を奪うなど三者凡退の好スタート。先制直後の2回表には一死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けた。3回表にもジャッジを再び空振り三振に仕留めると、以降は危なげないピッチングで二塁すら踏ませず。82球で6回を投げ切り、わずか2安打とヤンキース打線を封じ込んだ。
カード初戦を制したレッドソックスは初回、前日サヨナラ打の4番カルロス・ナルバエスが適時打を放って先制。4回から3イニング連続で追加点を挙げ、先発ドビンスを援護した。試合終盤には1点差まで反撃を受けたが、ブルペン陣が逃げ切って3連勝。ヤンキースとの敵地3連戦からレイズ、再びヤンキースと同地区相手に3カード連続の勝ち越しを収め、36勝36敗の勝率5割に復帰している。
筋金入りのファンだった父の影響を受け、レッドソックスの試合を見て幼少期を過ごしたというドビンスは、2021年のドラフトでプロ入りし、今季4月6日に父の愛する球団でMLBデビュー。6月8日のヤンキース戦の前には、現地紙『ボストン・ヘラルド』のインタビューにて「ヤンキースに入るくらいなら引退する」とライバル心むき出しのコメントを残した。その強気発言に違わぬ活躍で同戦では5回3失点と試合を作って白星。本拠地でも因縁の相手に好投を果たした。
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