久保凛、800mで2分02秒76の大会新記録で3連覇達成!1500mと合わせて大会二冠に輝く「東京世界陸上出場が一番の目標」

0

2025年06月15日 13:57  TBS NEWS DIG

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

■インターハイ 近畿地区大会 女子800m決勝(15日、たけびしスタジアム京都)

【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手

女子800m決勝で、日本記録保持者の久保凛(17、東大阪大敬愛高3年)が2分02秒76の大会新記録で優勝、見事大会3連覇を成し遂げた。13日の1500mも制した久保は、今大会二冠に輝いた。

前日に行われた予選を2分12秒25の組1着でフィニッシュした久保。激しい雨の中で行われた準決勝も2分08秒58の全体トップで決勝へと駒を進めた。そして今日の決勝、久保はスタートして100m付近で早くもトップに立つ。さらに加速し後続を20m近く突き放し、400mを58秒で通過しラスト1周に突入。久保は独走状態のまま1着でフィニッシュ、自身の大会記録を0秒74更新しての3連覇を達成した。

レース後「前半は足が動いて、1周目すごく速いペースで入ることができたんですけど、2周目に余裕がなくて、うまくいかなかった」と話した久保だったが、「大会記録では走り切ることができたので、いい収穫はできたかな」と前を向いた。

7月のインターハイへ「高校最後の大会で大切なシーズンになると思うので、自分も1500mと800m、二冠をしっかり取って総合優勝して終わりたい」と口にした。続けて「東京の世界陸上に出場するのを今シーズンの一番の目標で楽しみにしているので、そこを叶えるためにも、日本選手権でまずしっかりと走って、(参加)標準記録を切って出場できるようにしていきたい」と意気込んだ。
 

久保は800mと1500mの2種目にエントリー。13日の1500mでは4分11秒07の大会新記録で優勝し大会2連覇を達成。2006年に小林祐梨子(当時、須磨学園)がマークした4分14秒39を3秒以上上回り、19年ぶりの大会記録更新となった。7月下旬に広島で行われるインターハイでも800m、1500mの二種目で二冠の期待がかかる。

■久保凛(くぼ・りん)
2008年1月20日生まれ、和歌山・串本町出身。潮岬中〜東大阪大学敬愛高。身長168.1cm。小学6年生までは、サッカークラブに所属し、中学から本格的に陸上競技を開始。3年時に全日本中学陸上女子800mで優勝。24年日本選手権女子800m決勝でも2分3秒13で初優勝。7月15日の関西学連・長距離記録会(奈良・橿原公苑陸上競技場)で1分59秒93の日本新記録をマーク。05年に杉森美保が記録した2分00秒45を上回り、19年ぶりの記録更新。日本女子初の2分切りを果たす。

*写真は左から優勝した久保凛選手、4位の朝野流南選手、5位の田村実彩選手

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定