
「会社を辞めよう」と思う瞬間は人それぞれ。しかしそこまで至るには、理不尽すぎる仕打ちをされているケースが多いものだ。東京都の60代女性が退職を決意したのは、自分の代わりを探す求人を偶然見つけてしまった時だった。
「知らないうちに自分の職務の求人が出ていた時。何かあるならハッキリ言ってくれれば良いのにと思いました」
会社は女性の働きに不満があったのだろうか。これは女性が解雇予告と受け取るのも無理はない。(文:篠原みつき)
言い過ぎ!入社2日目で「いい所ない、悪い所ばかり」と罵倒
職場での心ない一言が引き金になることもある。群馬県の50代女性がスーパーマーケットのレジで働き始めて、わずか2日目のこと。職場の先輩に、
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「声小さい、滑舌悪い」
「いい所ない、悪い所ばかり」
と大声で罵倒された。まだ仕事を覚えている最中の新人に対し、威圧が酷すぎる。これでは指導ではなく、ただの人格否定だろう。女性が「言い過ぎだと思う」 と感じるのも当然だ。
また、大阪府の30代男性は、給与への不信感から退職を決めた。フランチャイズでコンビニを経営する会社に入社したが、
「夜勤をしても、給与に夜間勤務手当がつかず、退職を決意した」
と明かす。労働の対価が正当に支払われないなら、働く方もそれ相応の対応に出るだけだ。従業員を大切にしない会社で懸命に働くことなど無理だろう。
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