網戸の開閉用のひもが首に引っかかった当時6歳の女の子が死亡したのは「製品の欠陥が原因だ」として、女の子の遺族が住宅建材大手の「YKK AP」とリフォーム業者の2社に賠償を求めた裁判で、最高裁はリフォーム業者側の上告を退ける決定をしました。
決定は12日付けで、2社にあわせておよそ5800万円の賠償を命じた大阪高裁の判決が確定しました。
この裁判は、兵庫県で2019年、自宅で留守番をしていた当時6歳の女の子が網戸の開閉用のひもに首を引っかけて死亡した事故をめぐり、遺族が「事故の原因は製品に欠陥があったからだ」として、建材大手の「YKK AP」と網戸を取り付けたリフォーム業者の2社に賠償を求めたものです。
1審の大阪地裁は「製品に欠陥はない」として訴えを退けましたが、2審の大阪高裁は一転して「製品に欠陥があり、企業の製造物責任が認められる」として、2社にあわせておよそ5800万円の賠償を命じていました。
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