エンバペにとってスペインでの1年目は上々のシーズンだった [写真]=Getty Images レアル・マドリードは18日、FIFAクラブワールドカップ2025・グループH第1節のアル・ヒラル戦を控えているが、同試合にはフランス代表FWキリアン・エンバペ不在で挑む可能性があるという。スペインメディア『アス』が17日に報じた。
レアル・マドリードは2024−25シーズン限りで、数々のタイトルをもたらしたカルロ・アンチェロッティ監督と袂を分ち、現役時代に同クラブの“名ピボーテ”として活躍したX・アロンソ氏を招へい。2023−24シーズンにレヴァークーゼンに初のマイスターシャーレをもたらしただけでなく、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げた指揮官と、2028年6月末までの3年契約を結んだ。
従来であれば、欧州の契約は7月1日からスタートするものの、今夏には32チーム制に生まれ変わった新たなクラブW杯が開催されるため、レアル・マドリードは6月1日より契約を締結。チームは既に現地入りしており、X・アロンソ監督体制となってからの公式戦初陣に向けて着々と準備を進めている。
だが、チームはグループH第1節のアル・ヒラルを前に、チームは大きな不安に包まれている。前日トレーニングにはエンバペの姿がなく、“絶対的得点源”を欠いた状態で大会の初戦に臨む可能性が浮上した。
今回の『アス』の報道によると、エンバペは前日トレーニングの開始前に体調不良を訴えており、検査の結果、発熱が確認されたという。現時点で出場可否は不透明となっており、X・アロンソ監督は試合当日に決断を下す模様だ。X・アロンソ監督は「4−4−2」の布陣で準備をしており、最前線にはエンバペとブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが入るプランを想定していたものの、直前で急遽の変更を強いられる可能性が高そう。仮にメンバー入りを果たした場合でも、ベンチスタートを余儀なくされそうだ。
2024−25シーズンのエンバペは、公式戦56試合のピッチに立って43ゴールを記録。特にラ・リーガでは34試合の出場で31ゴールを奪い、加入初年度にしてピチーチ(得点王)に輝いた。
そんなエンバペが不在となると、レアル・マドリードにとっては大きな痛手。それだけでなく、現在のレアル・マドリードではブラジル代表FWエンドリッキもケガを抱えており、“9番”の人材が不足している。カスティージャ(Bチーム)を主戦場とするスペイン人FWゴンサロ・ガルシアが先発に抜擢される可能性も低くはないと伝えられた。
レアル・マドリードとアル・ヒラルのゲームは、日本時間で18日の28:00(19日の4:00)、アメリカ・マイアミの『ハードロック・スタジアム』でキックオフを迎える。
【動画】エンバペはレアル・マドリー加入1年目から得点量産